第6話【幸せなとき】*弓澤ルビィ視点* ページ6
『にゃー』
『にゃおーん』
『猫ちゃん達!こっちにおいでぇ〜っ』
『にゃーにゃー』
『ごろにゃー』
『幸せだぁ〜っ!』
PiPiPi…
「くはっ!」
猫ちゃんたちの夢空間から、機械の無機質な音で目覚めたルビィ。
それにしても、幸せな夢だったなぁ〜♪♪
そうだ! ちあくんにメールしよ♪
ルビィねぇ、ちあくんルビィあのさ! あのさ! ルビィ今日ね! 私ルビィねこさんたちに囲まれた夢みたの!
一通り報告し終わると、少女漫画を開く。
『はぁっ、はぁっ、急がなきゃ遅れちゃう!』
『はぁっ、はぁっ、……きゃっ!?』
『……あっ、ごめん!……怪我、しなかった?』
『……だ、大丈夫です! ((あの人……かっこいい! トゥンク))』
そこまで読むと、メールが来たらしいので、パタン、と閉じる。
単純な展開なんだけど、ルビィ、なんか、あのマンガハマっちゃったんだよね♪
千暁おめでと。今日はいい一日になるね
「うん! いい一日になるといいなぁ…!」
そして、ルビィはまた漫画を読み始まるのでした。
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「ぴぎゃああああああああああああああああああああああああああああああっ!いそgふぁにひゃおきゅてりゃううううう!(急がなきゃ遅れちゃうううう!)」
時間を気にしてなかったから、もうルビィは遅刻寸前!
全力で走ってます!
「ふぅ、はぁ、ぴぎぃ、はふぅ……」
生徒会室の前に来ると、もう賑やかな声が響いていた。
すうーー、と深呼吸をすると、
「お、遅れてごめんにゃひゃいっ!」
ガラ、とドアを開けて叫ぶ。
噛んだ。噛んだよぉ。
その後、賑やかな笑い声とともに「かわいー」との声も聞こえてきたから、
すっごく、幸せなときだって、思うんだ。
第7話【遅い朝】*秋風莉奈視点*→←第5話【騒がしい朝】*野鶴千暁視点*
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ゆゆっち(プロフ) - 編集終わりました言うの忘れてました。 ごめんなさい。いや、本当に。 (2016年10月24日 13時) (レス) id: 98dba72c5e (このIDを非表示/違反報告)
みやみや★(プロフ) - 少し自分の所に修正加えました (2016年10月23日 22時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
光輝@心響トランペット命(プロフ) - すみません、非公開になっていたものは公開しました。 (2016年10月23日 21時) (レス) id: ffe92a8306 (このIDを非表示/違反報告)
本格小説製作委員会白鯨ちゃん/プロフ必読(プロフ) - 続編でしょうね (2016年10月23日 11時) (レス) id: 547af87a2f (このIDを非表示/違反報告)
たくっちさんもキドさんも尊い@暖ゴロ(プロフ) - 続編…………ですかね。 (2016年10月23日 11時) (レス) id: 4f259d5ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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