こ ろ っ と あ ま く 。 【stpr】【ころん】

〇 ページ21

〜ころんside〜




…久しぶりに、Aと喧嘩をした。



今回は、100%僕が悪い。



Aを探しに行かなきゃ



…て言っても、あいつが行く場所は

ほぼ確定してるけど。




……予想的中


やっぱりAは、さとみくんの家にいた。



さとみくんは、Aから離れると

僕の方まで歩いてきて





さ「…次Aが家に来るような事になったら……もらって良い？(ﾎﾞｿｯ」





と、耳元で小さくそう言った。





こ「は…！？」

さ「俺、結構本気だよ？」

こ「お前…！」





僕の焦りなんて何も気にせず

さとみくんは、自室へと戻っていった。





こ「…っ」





やだ


さとみくんに…取られたくない…っ





『…こ、ころんく…』





ぎゅっ





こ「A…ごめん。
Aはゲームしすぎの僕を心配してたんだよね。
それなのに僕、Aの言葉無視して…
本当、ごめん……っ」





ﾎﾟﾛｯ




…あれ


何か、涙を流したのも

久しぶりな気がする。



さとみくんの言葉もあってか

相当焦ってる…僕。





『…ころんくん、泣いてるの…？』

こ「な、泣いてな…」





ちゅっ





こ「は……」

『良いよ。もう怒ってないし。
私、ころんくんといなきゃやだもん。
ころんくんが…大好きだから』

こ「A…」





…ほんと

可愛いやつだよ。





こ「僕だって、大好きだから」





やり返すように

僕も、Aの唇に

軽いキスを落とした。



今日のキスは、ほんの少しだけ


しょっぱかった……。









＿＿さ「ｸｽｯ…良かったじゃん、ころん。
俺に勝ち目はねぇーよ」





さとみくんがそんな事を言ってたなんて

もちろん僕は





『大好きー！』

こ「やめろよ！ここさとみくんの家だよ！？w」





知る由もない＿＿＿…。







喧嘩 fin

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