疲れちゃった。 ページ27
あーあ、今日はいろいろあったなぁ…。
だからか、疲れちゃった。
ん?あれは…
A「麗花!」
麗花 「え?」
A「途中まで一緒に帰ろ?」
麗花 「いいよ!A!」
A「あ、そういえば麗花って、テニス部かぁ。」
麗花 「そーなんだよね。」
A「じゃあ、トト子ちゃんと一緒かぁ。」
麗花 「私はあんまり好きじゃない。」
A「どうして?」
麗花 「だって、ずっとAの悪口ばっかだもん。」
A「あはは…」
麗花 「認めたくはないけど、テニスは上手い。」
A「そーなんだね!」
麗花 「今日は休みだったの?」
A「うん!」
麗花 「そっか。」
A「あ、ここでお別れだね。」
麗花 「うん、じゃあまた明日!」
A「うん!バイバーイ!」
麗花もどっかいっちゃった。
あぁ、行ってほしくない自分がいる。
今さら、独りになるのが怖い自分がいる。
でも、帰んなきゃ。
A「たっだいま!」
まな 「お姉ちゃんおかえり!」
母 「…A、ちょっと後で話があるわ。」
A「うん!わかったよ。お母さん!」
まな 「まなはいたらダメ?」
母 「えぇ。まなは少し部屋へ行ってて頂戴。」
まな 「はーい。」
A「お母さん、話って?」
本当はわかっているのに、聞いてしまう自分。
母 「はぁ、うるさいわよ。」
うるさい?声を出すことは駄目なこと?
母 「さぁ、"要らない子"、玩具になってもらうわよ。」
わかってたよ。
私は母さんの娘だよね?
それとも、ただのお人形?玩具?
あぁ、どんどん痣が増えていく。
体は痛くないよ。
でも、心が痛いな。
お母さん、
_生きててごめんなさい。
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作者名:あんず。 | 作成日時:2022年8月9日 19時