愛され紅一点の物語③ (ページ3)

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探偵学園Qスペシャル Ⅲ ページ3

メグ「２つの写真の違いは６つ。最初の写真は床に灰皿が落ちてた。２枚目の警察の写真では片付けられていた。犯人が片付けたのは証拠を隠すため？」

キュウ「ねぇ？こんな短時間でそこまで覚えたの？」

メグ「瞬間記憶能力。」

アン『瞬間記憶能力？』

メグ「一度見たものは絶対に忘れない能力。私、生まれつきそれがあるの。」

キュウ「すごいね！」

メグ「まぁね！２人は？なんか能力みたいなのある？」

キュウ「僕はないよ。」

アン『私、聴覚と嗅覚と味覚がみんなよりもいいの。例えば、耳は、数百メートル離れていて、小声で話していても聞こえるし、数センチなら心臓の心拍音までわかる。』

キュウ「だからアンはヘッドホンしてるんだよね。･･･ねぇ。犯人わかった？」

メグ「そんなのこれからよ。」

～撮影中～

放送「今から６人の容疑者を紹介する。スタッフが変装した容疑者です。６人は現場から２キロ離れたホテルに宿泊。６人それぞれに被害者を殺す動機があり、アリバイはなかった。事件後重要参考人として警察に身柄を拘束された６人だ。犯人はこの中にいる。」

～撮影中～

アン『私は先に行くよ。(スタスタ)』

キュウ「アン！？待ってよ！みんなで行こ！」

アン『嫌よ。これは試験なの。１人で頑張るわ。また、２次試験会場でね。』

～撮影中～

メグ「あっ。またあの子もいた。」

キュウ「アンだ！」

アン『あら？キュウ？』

キュウ「アンも分かってたんだ！」

アン『当たり前でしょ？』

～撮影中～

キンタ「残ったのは我ら５人でござるなぁ。」

リュウ「そうかな？」

キュウ「三郎丸さん！」

三郎丸豊「あーあ。残ったのはガキと頭の悪いお兄さんだけかぁ。･･･おい！おろせよ！」

アン『ねぇ。行っちゃうよ？』

５人「あっ。」

～撮影中～

リュウ「喋りすぎだな。」

キュウ「え？」

キンタ「喋りすぎ？」

アン『そうね。私たちライバルなのよ？』

キュウ「そうだけど。」

～撮影中～

団先生「助けてくれぇー！」

メグ「どうしたんですか？」

団先生「足を滑らせて。落ちてしまったらしい。病院まで連れて行ってくれないか？」

三郎丸豊「冗談じゃねぇよ。構ってらんねぇよ。」

キンタ「なんだアイツ！･･･今助けてやっからな。」

キュウ「ちょっと待って！キンタさん！」

キンタ「なんだよ。」

キュウ「助けに行ったら尾行巻かれます！」

キンタ「わかってるよ！」