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32. ページ33

貴「...へっ?」



静寂に包まれた保健室。



ジェ「だから、Aちゃんのことが好きって言ってんの。」


貴「え、だって、エリカと、、」


ジェ「Aちゃんのせいだよ? 」



私、のせい?



ジェ「Aちゃんがさっきあんなこと言うから、押し込めてたのに抑えきれなくなって。

なんて。でも、結局は全部俺が決めたことだもん。
その前に、覚えてないでしょ。何も。笑」


貴「覚えて、ない。」


ジェ「Aちゃん言ってた。“悪い人だよね、私。”って。

でも、今思えば俺も同じだった。
エリカと付き合っていながら、毎日のようにAちゃんの教室覗いて。」



私、一体どんなこと言ったんだろう。

それと、エリカはどう思ったのかな。



ジェ「ね、返事は? もう分かりきってるけど。笑」


貴「ん。もしかして、そのさっき私、こ、告白した?」


ジェ「そう! いきなり泣き出しちゃったから、すっげー焦ったけど。」


貴「ねぇ、でもちょっと待って。私、エリカと話したい。」


ジェ「わかった。じゃあ、それまで待ってる。」



“倒れたんだし送ってってあげる。”なんて、心配してくれるけど、


今日のところは断った。





.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:神咲みあゆ | 作成日時:2018年7月15日 14時

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