恋色サイダー (ページ13)

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サヤから、ジェシーくんが好きらしいって聞いていても、

それを本人には悟られないようにしないといけない。

でも、サヤはどんな時でも仕掛けてきちゃうんだ。

貴「サヤ、なんでそんなニヤニヤしてんの?」

サ「べっつにー。笑仲いいなーって、ね。」

貴「そう? 普通じゃん。」

ジェ「俺、ジュース買ってくる。慎太郎、お前も来い。」

ちょうどいいタイミングで、抜けてくれた2人に感謝。

貴「ねえ、サヤ。本当にやめて。私がんばって普通にやってるの!」

サ「ごめんって。笑」

全然反省してない。

全く、もう。

そこで帰ってきた2人。

ジェシーくんが買ってきたのは、

「恋のスコール」

ジェ「うめー。...ん、飲む?」

私がじっと見ていたからか、飲むか尋ねてくるジェシーくん。

貴「私、恋スコ飲んだことない。美味しい?」

ジェ「え、ないの? 絶対飲んだ方がいい。炭酸いける?」

ありがたく頂いて、1口飲む。

その瞬間、

オレンジのシュワシュワとした甘酸っぱい味が口いっぱいに広がった。

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