私の好きな人 (ページ9)

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日常1 ページ9

富士山マラソンを終えた次の日。
まる子、A、たまえの3人は、教室の窓側で喋っていた。

するとそこへ

みぎわ「明日香さん！」

みぎわと何故か半泣きになっている冬田がやって来た。

A「(ドキッ) どうしたの？みぎわさん」

みぎわ「あなた、富士山マラソンで転んだ時、大野くんに助けてもらったんですってね！？」

A「いや、あの、それは…」

みぎわ「冬田さんが大野くんのこと好きだって知ってて何したかわかってるの！？」

まる子「ちょっとみぎわさん！
Aちゃんは転んだから大野くんが助けてあげたんだよ？それだけのことじゃん」

たまえ「そうだよ。
Aちゃん責めるのはやめてあげて」

冬田「でも大野くんと手繋いでだ…(しくしく)」

A「あれは…」

みぎわ「何か言い訳でもあるの？」

A「きっと私が鈍臭かったから大野くんも見てられなかったんだと思う！
ほら、大野くん責任感強いし優しいから！」

まる子、たまえ「………」

みぎわ「本当にそれだけ？」

A「隠し事なんてしてないよ！」

冬田「本当？(しくしく)」

A「ほんとほんと！」

まる子「…ほら、Aちゃんもそう言ってるわけだし、もういいじゃん」

みぎわ「そうね。今回は穏便に見てあげるわ。
でも金輪際、大野くんとあんなことしたらダメよ！
勿論花輪くんともね！！」

キートン山田「何故そこに花輪くんが出てくるんだろうと思う３人。本当に謎である」

みぎわ「行きましょう冬田さん」

冬田「えぇ…」

と、嵐の如く去るようにみぎわと冬田は自分の席に戻った。

A「はぁ…」

たまえ「大丈夫？Aちゃん？」

A「大丈夫。ありがとう」

まる子「みぎわさんの言うことなんて気にすることないよ」

たまえ「そうだよ。気にしたら負けだよ」

A「うん。そうだね…」

杉山「(明日香も大変だな…)」