ウロボロス (ページ3)

今日:19 hit、昨日:3 hit、合計:2,002 hit

二話ー金時計の男ーページ3

夜景の見えるバーで、龍崎イクオ、段野竜也、竜見Aは3人で会っていた。

段「仇打つんだよ....」

龍「うん...」

段「俺ら3人で。何年かかってでも....」

私「うん....、絶対に」

私達は静かな決意を確か合った。

もう、後戻りは出来ない。

_ブゥーブゥー

静かな店内に携帯の音が鳴り響いた。

龍「ごめん、呼び出しだ」

段「おぉ」

私「またね」

イクオは仕事の呼び出しがかかり急足で店を去っていった。

そんな彼の背中を見送りながら頼んでいたお酒を煽る。

段「俺らも行くか」

そう言いガラスに入ったお酒を一気に煽る竜也。

私「そうだね。事務所戻るでしょ？」

段「あぁ」

竜也と共にイクオの後を追うようにして店を出た。

ウロボロス_2匹龍......。

お互いの尾を噛み一繋がりとなると龍。

ウロボロスは太陽神ラーを守るために生み出されたとされて
いる。

龍崎イクオと段野竜也。

二人はお互いの尾を噛み、一心同体となったもの。

そして、竜見A。

まさに、太陽神ラーのようにウロボロスにより守られる者。

この者達の物語はどのように紡がれていくのか。