7話 ページ8
〜あみ〜
勤務初日からこんな物騒は相手と出会うなんてついてないのかなぁ.....、と呑気に考えていた。
「こいつが俺のバイクぶっ壊したって目撃情報があったんで昨夜締め上げたのよ。そしたら....、刺されちまってよ....。」
金髪頭は服を捲り上げ刺されたと思われる所を丑嶋へ見せた。
「お腹ぶよぶよで助かったわぁ。バイク本体プラスカスタム代で90万、で、俺の慰謝料代で110万。計200万！だが、こいつは無職の貧乏な未成年だから消費者金融からは借りれねぇ。.....、だからこいつに200万貸してやってくれねぇか？じゃないと....、こいつ生き埋めですわ。」
威嚇のためかバットを床に叩きつける金髪頭。
丑「だめだ。貸さねぇ。そいつに200万の価値はねぇ。お前が保証人になるなら貸してやるよ。」
「あぁ？なんだとっ！」
丑「嫌なら貸さねぇ。連れて帰って生き埋めにしろ。」
表情一つ変えない丑嶋くん。
やっぱりこういう相手には慣れてるんだな....。
「っ！ひっ！！丑嶋さんっ、俺をここで働かせて下さい！！200万円分ただ働きします！！！」
床に転がっていた彼が必死の命乞いを始めた。
丑「お前がこいつ刺した時、こいつら何人いた？」
「こっちはたった3人で、15人に囲まれてました！！」
丑「つうことは、3対15の状況で愛沢刺した訳。」
あの金髪頭は愛沢という男らしい。
知り合いなのかなぁ？とまたも呑気な疑問が浮かんでいた。
「はいっ！！」
丑「すげぇなお前。....、お前が使えるかうちで試してやる。」
「はいっ、ありがとうございます！！」
愛「どぉでもいいけどよぉ...、じゃあこいつを200万で買うって事でいいな？」
丑嶋は引き出しを開け、一枚の紙切れを取り出した。
丑「千円で十分だろ、愛沢。」
愛「.....、えっ？」
丑「お前のバイクこいつが盗んだ証拠は無いだろ。だから90万は無し。慰謝料の110万も無しだ。そのかすり傷で図々しいんだよ。こいつの方がボロボロじゃねぇか。....、その千円は絆創膏代って事で話つけるべ。」
丑嶋くんの言葉が癪に触ったのか愛沢は丑嶋くんの机をバットで机を叩く。
思ったよりも大きな音に私は思わず肩を揺らした。
愛「丑嶋さんよぉ....、ふざけてんじゃねぇぞ！！」
丑「ふざけてねぇよ。」
愛「...........、まぁいいわ。また来るわぁ。」
愛沢はボコボコにした彼にさらに一発蹴りを入れて事務所を後にした。
去り際にあみは愛沢から視線を向けられたことに気がついた。
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由良の門を - 社長こんなかっこよかったっけ？主人公ちゃんを大切にしてる感がめちゃ好きです♪頑張ってください！！ (11月5日 0時) (
レス) @page13 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - しおらんさん» 読んでいただきありがとうございます...！頑張りますので最後までお付き合い頂けますと幸いです！ (2022年4月17日 6時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く好きです！マサルも…好きすぎる…。完結まで頑張ってください！！ (2022年3月23日 22時) (レス) @page31 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - めいさん» ありがとうございます！！ゆっくりの更新ですがちゃんと完結できるよう頑張りますので最後までお付き合い頂けると幸いです！！ (2021年8月31日 13時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 好きな作品で読んでいてすごく面白く続きが気になります。更新頑張ってください (2021年8月30日 21時) (レス) id: e56d417d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2021年1月8日 21時
