26話 ページ27
〜高田〜
突然愛沢達に拉致られ、ホテルにかんきんされた。
カードの暗証番号を聞き出そうと躍起になっている。
ここからどう逃げ出すか、必死に頭を働かせていると愛沢があみさんを蹴り始めた。
痛めつけられている彼女を見て、頭に血が登っていくのを感じたが、冷静に.....！そう自分に言い聞かせた。
余りに必死だったからか、口から息を吐くかのように嘘が流れ出てきた。
彼女を守りたい一心だった。
結果、愛沢達は別の部屋にマサルを連れて行き、怯えた男二人が残った。
高「あみさん、大丈夫です。社長が助けてくれますから。」
怯えた様子でうずくまる彼女に言葉をかけると少し笑みを浮かべ静かに頷いた。
ガキ達が愛沢と入れ違えで部屋に入ってきて男を一人連れて行った。
今しかないと思った。
俺は小声で突っ立ってる男には話しかけた。
高「おいっ、俺の携帯の電源入れてくれっ。このままじゃ誰か死ぬ、そしたらお前殺人の共犯になるぞ。どうせお前あいつらに巻き込まれてるだけだろ、見てればわかるよ！どうせみんな捕まるんだ、でもお前のことだけは黙っててやるよ！だからっ、そこの真ん中の青い携帯の電源入れてリダイヤル押すだけでいいっ！さしたらお前逃げろ！」
男には迷いが浮かんでる。
『私からもお願いっ。助けてっ！』
高「前科者になりてぇのかっ！」
彼は俺の携帯の電源を入れ、ちゃんとリダイヤルまで押した。
その瞬間にあいつらが戻ってきた。
高「愛沢さーん！愛沢さん！どうすんの！？時間ないよっ。」
愛「やっぱ電話しねぇ、てめぇは信用できねぇ！つうか、お前やっぱ暗証番号知ってんだろ。知らねぇ訳ねぇよな！」
高「愛沢さんとマサルくんが俺と柄崎さんとあみさんを拉致ってラブホテルクロスロードいる事は絶対誰にも言わないから！」
愛「はぁ？何言ってんの？意味わかんなぁんだよっ！！早く言えっ！！」
愛沢の蹴りが俺の腹に入る。
マサルは社長に会話を聞かれてるとは夢にも思ってないようで、ペラペラと作戦を語っている。
あみさんを人質に社長を襲おうってか.....。
そんな話を目の前でされて、あみさんの体は震えていた。
愛「よし、てめぇは用済みだ。」
俺にビニール袋を被せようとしてくる愛沢。
『やめてっ！！』
愛「あぁ？うっせぇよ！」
高「っ！！もうすぐ社長がここに来るぞ！」
彼女に殴りかかろうとする愛沢に向けて言葉を投げた。
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由良の門を - 社長こんなかっこよかったっけ？主人公ちゃんを大切にしてる感がめちゃ好きです♪頑張ってください！！ (11月5日 0時) (
レス) @page13 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - しおらんさん» 読んでいただきありがとうございます...！頑張りますので最後までお付き合い頂けますと幸いです！ (2022年4月17日 6時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く好きです！マサルも…好きすぎる…。完結まで頑張ってください！！ (2022年3月23日 22時) (レス) @page31 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - めいさん» ありがとうございます！！ゆっくりの更新ですがちゃんと完結できるよう頑張りますので最後までお付き合い頂けると幸いです！！ (2021年8月31日 13時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 好きな作品で読んでいてすごく面白く続きが気になります。更新頑張ってください (2021年8月30日 21時) (レス) id: e56d417d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2021年1月8日 21時
