9話_ニュート ページ10
ディナー後の会話はとても弾んでいた。
ク「ティナとエラはキャリアガールよ。」
隣に座るエラにちらりと視線を向けると複雑そうな表情を浮かべていた。
ク「私たち親はいないの。子供の頃、ドラゴン暴走で死んじゃって....。」
コワロスキーさんはうっとりとした表情でゴールドスタインさんを見つめていた。
ク「あら、優しいのね。でも、1人じゃないから。」
そういい、彼女はもう1人のゴールドスタインさんとエラに視線を向けた。
ク「エラは？あんまり家族の話をしたがらないわよね。」
『家族....。居たわ。優しくて、仲のいい家族だった。』
エラの口から聞くのは初めてだった。
学生時代、ダンブルドア先生から聞いただけで彼女は話したがらなかった。
ク「あ....、ごめんなさい。」
『ふふっ、大丈夫よ。ティナもクイニーもいてくれるから。』
彼女のこの笑い方は大丈夫でない時の笑い方だ。
コ「彼女の心は読めないのか？」
ク「そう。読ませてくれないのよ〜。」
『心の中を読まれるのは好きじゃなくてね。』
ニュ「でも、話してくれなきゃ伝わらないよ。」
『.....、貴方には言われたくないわね。』
ニュ「っ....。」
墓穴を掘ってしまった。
彼女の言う通りだ。
ク「エラ...、彼はすごく後悔してるみたいよ。話し合ってみたら？」
『彼にそんな余裕があるかしら？犯罪者になっちゃったみたいだし？』
不敵に微笑む彼女に僕の視線は釘付けとなった。
ニュ「そんなっ....、あのっ。」
言葉をうまく紡ぎ出せずにいた。
ク「スキャマンダーさん、心の声が漏れてるわ。しっかり読み取れちゃうわよ？」
ニュ「や、やめてくれよ...。」
『ふふっ、揶揄うのはそのぐらいにしましょう。』
ク「あらっ、具合が悪そうね？」
コワロスキーさんは冷や汗をかいていた。
急がないと....。
ニュ「コワロスキーさんと僕は早めに休ませて貰うよ。」
話をなんとか切り上げ、部屋を後にしようとしたがゴールドスタインさんに部屋を案内されてしまった。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして！お読みいただきありがとうございます(´∀｀)完結を目指して頑張ります！最後までお付き合いいただけると幸いです！！ (2月13日 8時) (
レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！もうニュート格好良いです！！完結まで、応援してます！！続きも楽しみにしてます！！更新頑張って下さいね！！ (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2024年2月3日 22時
