3話_貴女 ページ4
私は今、MACUSAに勤めておりグレイブス長官の秘書をしている。
今日はピッカリー議長との打ち合わせもあり大忙しだ。
[魔法の存在が あらわに]
新聞についた見出しが今日の打ち合わせの議題だ。
ピ「国際魔法使い連盟も問題視しております。グリンデルバルドの攻撃が飛び火したのではないのかと。」
彼の名前に私は思わず拳を握りしめた。
グ「この目でみたが、獣の仕業です。人間にはこんな事は出来ません、ピッカリー議長。」
ピ「なんにせよ、こんな騒動は止めなくてはなりません。ノーマジが怯えています。怯えると攻撃的になる。魔法の存在が知られたら戦争の危機よ。」
2人の意見が一致する事は今までもなく、静かに対抗し合っていた。
エレベーターの方から足音が近づいてきた。
皆の視線が足音の方へと映される。
そこに現れたのは仲の良い友と、かつて仲の良かった友であった。
『ニュートっ....?』
思わぬ人物の登場に驚きを隠せなかった。
ピ「自分の立場はわかっているでしょ、ゴールドスタイン。」
ティ「はい。ピッカリー議長。でもっ、」
ピ「もう闇払いじゃないなよ。」
2人の会話が耳に入る事はなく、私はニュートの姿に釘付けであった。
また背が伸びた....?
今までどこにいたの.....?
なぜ、連絡してくれなかったの.....?
そんな想いが次々と浮かび上がってきて、頭の整理がつかなかい。
ニュートは相変わらず人が苦手なようでこちらを見ようとしない。
ピ「調査本部は今とても忙しいの、重大な事件でね。出ていって。」
ティ「はい、議長。」
ティナは議長に逆らう事など出来ず部屋をさろうとした。
その時、ニュートの視線がこちらへ向き私の視線と交わった。
無意識で私は彼から視線を逸らした。
ニュ「エラっ.....?」
久しぶりに聴いた彼の声。
なぜか心が暖かくなった。
グ「エラ、知り合いか?」
『いえ。』
それなのに、私は知らないふりをした。
ニュ「エラっ!」
こちらへ来ようとするニュートをティナが引っ張り部屋を後にした。
ピ「はぁ、彼女ったらどういうつもりなのかしら....。」
『彼女は真面目な人です。きっと職務のために彼を連行されたのかと。』
グ「後で我々が話を聞いてきます。」
ピ「頼みましたよ。」
長官が私に目配せをした。
きっとティナを庇ってくれたのであろう。
後でお礼をしなければ。
ニュートに会うのは....と、考えを巡らせてしまい会議に集中出来なかった。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして!お読みいただきありがとうございます(´∀`)完結を目指して頑張ります!最後までお付き合いいただけると幸いです!! (2月13日 8時) (レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!もうニュート格好良いです!!完結まで、応援してます!!続きも楽しみにしてます!!更新頑張って下さいね!! (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠晶 | 作成日時:2024年2月3日 22時