23話_貴女 ページ24
意識が朦朧とする中で、母と父の姿が浮かび上がってきた。
2人とも笑顔を浮かべて並んでいたのに、あっという間に霧の様にパッと消えてしまった。
あれは、私が4年生の時。
闇払いをしていた両親が仕事で命を落としたと知らせが入った。
私は1人ぼっちになってしまった喪失感から、塞ぎ込み授業も出ずに1人部屋に引きこもっていた。
父と仲が良かったダンブルドア先生が私を気にかけてくれた。
授業に出なくてもいいから外に一緒に出よう、と毎日私を誘い出してまるで父の様に私を気遣ってくれた。
その頃、先生からニュートを紹介された。
彼を手伝って欲しいと。
初めて会った彼は人見知りなのか私の目を見て話そうとはしなかった。
ただひたすらに動物のお世話をしていた。
彼と2人の空間では無駄な会話はなく、必要最低限のことしか話さなかった。
でも、それが心地よかった。
私は動物の感情を読み取れる力が備わっていたので、ニュートと仲良くなるのに時間は掛からなかった。
でも、卒業間近で退学処分となった。
その頃、ニュートと仲良くしていたもう1人の友達であるリタを庇ったからだ。
そんな出来事があっても、私は無事に卒業を迎えることが出来た。
卒業式の日、ダンブルドア先生から大事な話があると
時計台に呼び出された。
話を聞き、私はショックを受けた。
これは絶望に近い感情だったと思う。
私の本当の父親は、グリンデルバルドであり
両親を葬ったのも彼であると知った。
その話を機に、両親と同じ闇払いの道に進むことを決意した。
必ずグリンデルバルドを捕まえる.....っ。
その決意と共にアメリカへ渡った。
そんな、過去の出来事が走馬灯の様に頭を駆け巡った。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして!お読みいただきありがとうございます(´∀`)完結を目指して頑張ります!最後までお付き合いいただけると幸いです!! (2月13日 8時) (レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!もうニュート格好良いです!!完結まで、応援してます!!続きも楽しみにしてます!!更新頑張って下さいね!! (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠晶 | 作成日時:2024年2月3日 22時