21話_クイニー ページ22
ティナ・ゴールドスタインおよび、
ニュート・スキャマンダーの死刑執行が決まった。
突然脳裏に聞こえてきた声。
驚きのあまり足を止めた。
_私がどうにかしなきゃ。
運ぶはずであったお茶をひっくり返し、私は駆け足で部屋を後にした。
広間まで走り、彼を探した。
心の声を聞くの。
コワロスキーさんはどこ....！？
頭の中に流れ込んでくるたくさんの声。
この中から必要なものだけを読み取るのは難しい。
.....っ、見つけた、エレベーター！
エレベーターからは見覚えのある男と、コワロスキーさんが出てきた。
ク「サムっ！」
サ「やぁ、クイニー。」
ク「貴方呼ばれてたわよ。彼は私に任せて。」
サ「君じゃだめだ。」
そんな簡単にはいかない事はわかっていた。
それでも、どうにかしなきゃ。
ク「貴方の浮気をセシリーは知ってるの？」
サ「どこでそれをっ....。」
サムは歩く速度を落とした。
私は畳みかけた。
ク「彼を任せてくれたら黙ってるわ。」
彼は悩んだ末におとなしく引き下がってくれた。
私はコワロスキーさんを連れて柱の影へ。
ク「ティナが大変なの。トランクは？」
コ「グレイブスが。」
ク「行きましょう。」
コ「記憶は？消さないの？」
ク「消すわけないわ。仲間でしょ？」
そう笑いかけると、嬉しそうに微笑み返してくれた。
私たちは急いでグレイブスの部屋にトランクを取りに向かった。
頑丈な鍵により呪文で扉を開ける事はできなかった。
_が、コワロスキーさんの体当たりによって物理的に開け、無事にトランクを取り戻すことが出来た。
トランクにコワロスキーを入れ、私は地下道へ急いだ。
ティナ達の心の声が少しずつ、鮮明に読み取ることができるようになった。
きっと逃げられたのね....と、胸を撫で下ろした。
ティ「クイニーっ！？」
ク「入って！」
トランクを開き、出会えた2人に入る様に促す。
ニュ「エラを知らないか！？」
ク「2人と一緒だった思ってたから.....、まず逃げましょう！」
こうして魔法省を脱出することに成功した。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして！お読みいただきありがとうございます(´∀｀)完結を目指して頑張ります！最後までお付き合いいただけると幸いです！！ (2月13日 8時) (
レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！もうニュート格好良いです！！完結まで、応援してます！！続きも楽しみにしてます！！更新頑張って下さいね！！ (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2024年2月3日 22時
