19話_ティナ ページ20
牢屋に投獄された私たちは、それぞれ悲壮感を漂わせていた。
牢屋の隅で小さくなり、不安そうな表情を浮かべる彼はまるで子供の様であった。
ティ「ごめんなさい。動物達のことも、エラのことも.....。本当に。」
簡単に許される訳もなく、スキャマンダーさんは口を開こうとはしなかった。
コ「あのぉ、オブスキュ...なんとかってのは何なんだ?」
重々しい空気の中、口火を切ったのはコワロスキーさんだった。
ティ「何世紀も現れてない。」
ニュ「3ヶ月前、スーダンで1人見つけた。昔はもっといたそうだ。」
スキャマンダーさんはぽつりぽつりと口を開いた。
ニュ「魔法使いが人間社会で迫害されてた時代、自分の力を隠し、抑えつける魔法使いもいた。でも、結局力を制御出来ずに、オブスキュラスを生み出した。」
ティナ 「不安定な闇の力よ。周囲を攻撃して、消えてなくなる。彼らは短命なの。」
ニュ「オブスキュラスを生む者は10歳以下で死ぬと言われてる。スーダンで会った子は、8歳で亡くなった。」
コ「ショー議員を殺したのは、子供か?」
彼の質問に私たちはうなづくことができなかった。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして!お読みいただきありがとうございます(´∀`)完結を目指して頑張ります!最後までお付き合いいただけると幸いです!! (2月13日 8時) (レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!もうニュート格好良いです!!完結まで、応援してます!!続きも楽しみにしてます!!更新頑張って下さいね!! (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠晶 | 作成日時:2024年2月3日 22時