15話_貴女 ページ16
部屋に戻った2人は姿現しで動物達を探しに。
私はティナになんで説明しようかと頭を悩ませた。
彼を逃したことを知ればティナは怒るだろうし...。
ハァ...とため息を吐き、先ほど置いていってしまったココアのカップを手に取り喉に流し込んだ。
すっかり冷め切っているココアはより甘さを引き立てていた。
『おいし....。まずクイニーにお礼しなきゃ。』
意を決して部屋を出て、クイニーの部屋の戸を叩く。
ク「はぁ〜い？エラ！仲直りできた？」
扉を開けた彼女は目を輝かせて私に詰め寄ってきた。
『うん。ありがとう。クイニーが美味しいココアを淹れてくれたお陰よ。』
ク「ふふっ。どういたしまして！良かったわ〜。あっ！コワロスキーさんは？体調どうだった？」
『もうすっかり元気そうだったわよ。貴女にお礼も言ってたわ。』
ク「そう？良かった。」
少し照れた様子で体を揺らすクイニーは、恋する乙女そのものだ。
可愛らしいその姿き思わず頬が緩んだ。
『あっ、そうだわ。ティナの所へ行ってくるわ！』
慌ててティナの部屋へ向かおうとするもクイニーによって引き留められた。
ク「ティナなら慌てて出かけたわよっ！」
『っ！？いつ！？』
ク「貴女が来る10分ぐらい前かしら？」
『そう....。お邪魔しました！また来るわね！！』
私は慌てて荷物をかき集め、部屋を後にした。
後ろからクイニーの呼び止める声が聞こえたが、今日は気が付かないふりをした。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして！お読みいただきありがとうございます(´∀｀)完結を目指して頑張ります！最後までお付き合いいただけると幸いです！！ (2月13日 8時) (
レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！もうニュート格好良いです！！完結まで、応援してます！！続きも楽しみにしてます！！更新頑張って下さいね！！ (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2024年2月3日 22時
