検索窓
今日:15 hit、昨日:10 hit、合計:4,982 hit

13話_貴女 ページ14

私が動物に声をかけたことで、マグルであるコワロスキーさんは驚きの表情を浮かべていた。


コ「な、なんだ...。彼女は動物と話せるのか?」

ニュ「いや、正確には感情を読み取れるんだ。」

コ「ふぁっ?感情を読み取る....?」

『悲しい、辛い、嬉しい、楽しい、人間もそう感じることがあるでしょ?動物だって同じなのよ。言葉はわからないけど、感情だけは伝わってくる。』


フランクの柔らかい毛並みに触れながら、私は過去の思い出を蘇らせた。

『早く帰れるといいわね。』


フランクにも私の言葉が伝わったのか、目を細め頭を私に擦り付けていた。


ニュ「次に行こう。」


ニュートは私の手を優しく引いた。

次の瞬間、恐ろしく不思議な雄叫びをあげたので私は思わずニュートを凝視した。

雄叫びをあげながらさらに奥へ。


ニュ「ほら、来た。」


彼の視線の先から、馬の様に凛々しい走り方をした動物が現れた。


『この子は?』

ニュ「グラップホーンだ。」


その子もニュートに懐いており、口周りの触手を嬉しそうにニュートへ絡ませていた。


ニュ「世界で最後のつがいなんだ。僕が助け出さなかったらグラップホーンはこの世から消えてた。」


子供のグラップホーンも現れ足元をすりすりとなすりつけながら私や、コワロスキーさんの周りを駆け回った。


コ「あんた、こういう動物を助けてるの?」

ニュ「そうだよ。助けて、育てて、保護して。魔法使いの間でも理解を広めてる。」

『へぇ....、ニュートらしい...。』

ニュ「来て!」


魔法動物と触れ合うニュートは、学生の時と何も変わらずキラキラとした瞳を輝かせていた。

14話_貴女→←12話_貴女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして!お読みいただきありがとうございます(´∀`)完結を目指して頑張ります!最後までお付き合いいただけると幸いです!! (2月13日 8時) (レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!もうニュート格好良いです!!完結まで、応援してます!!続きも楽しみにしてます!!更新頑張って下さいね!! (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:翠晶 | 作成日時:2024年2月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。