11話_貴女 ページ12
_トントン
部屋に入る前にノックをした。
ゆっくりと部屋に入る。
ニュートは布団にくるまって寝たふりをしている。
ティナ達から部屋の中が見えないよ、さりげなく扉を閉めた。
『ココアよ。クイニーが入れてくれたわ。』
私が声をかけると、ニュートはばさりと起き上がった。
私は彼に静かにするよう自分の唇に指を当ててジェスチャーした。
『飲んでからにしましょ。クイニーが悲しむわ。』
私はコワロスキーさんとニュートにココアを渡す。
優しいクイニーは、私の分まで用意してくれた。
部屋の端に置かれた椅子をニュートのベットの近くに置き、自分も座った。
『コワロスキーさん、体調はどう？』
コ「あ、あぁ。汗が止まらないがなんとか元気だよ。おかげさまで。」
『彼の怪我はなぜ？』
ニュ「マートラップが....。」
『マートラップ！？待って、こんなゆっくりしてる場合じゃなかった？薬は？』
ニュ「あぁ....っと、これから。」
『コワロスキーさん、ごめんなさい。もっと早く薬を飲んでもらうべきだったわ。』
ニュ「行ってもいいかな？」
ニュートの言葉に確かにうなづいた。
彼はトランクを開け勢いよく飛び込んだ。
コ「はぁっ！？」
そりゃそうよ。
初めてみる人は驚くわよね。
『コワロスキーさんも、入って。』
彼は戸惑いながら、ゆっくりとトランクは足を踏み入れた。
ただ、お腹が邪魔して中々入れないようだから私も力一杯押し込んだ。
コワロスキーさんは叫び声と共にトランクの中へ吸い込まれた。
ニュ「エラ、君も。」
ひょこりと顔を覗かせたニュート。
そっと手を差し出される。
私は好奇心に負け、彼の手をとってトランクの中へ。
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翠晶(プロフ) - さらさん» はじめまして！お読みいただきありがとうございます(´∀｀)完結を目指して頑張ります！最後までお付き合いいただけると幸いです！！ (2月13日 8時) (
レス) id: f9746187d0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！もうニュート格好良いです！！完結まで、応援してます！！続きも楽しみにしてます！！更新頑張って下さいね！！ (2月10日 23時) (レス) @page17 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2024年2月3日 22時
