十話 ページ11
杏里ちゃんが拡張型心筋症.....。
私「そうだったのね....。それであんな事を...。」
心がずしっと重くなるのを感じた。
天堂くんはソファに座り深くため息を吐いた。
天「......、あんな小さい子供がな...。」
私「ほんと....、不条理だよね。絶対助けてあげなきゃ......っ。今度こそっ....！」
コーヒーを入れる手に力が入った。
天「大丈夫だ。俺が絶対助ける。」
俯いていた顔を上げると、力のこもった瞳の天堂くんが私の瞳に映った。
私の心が少し軽くなるのを感じた。
私「.....、天堂くんなら助けられるよ。」
私は天堂くんの元へとコーヒーを運んだ。
私「はい、どうぞ....。」
コーヒーを置き、天堂くんの隣に腰掛けた。
天「....、あみが入れるコーヒーは美味いな...。」
私「ふふっ、今日は素直だね。」
いつもと違う彼につい笑みが溢れた。
天「バカ、いつもだろ。」
私のおでこに軽くデコピンをした。
私「んっ...！まぁ、確かにそうね。素直すぎるから魔王って言われるのよ。」
天「うるさい。」
少しふてくされる天堂くん。
それからしばらくたわいもない話をしていて、気が付いたら朝になっていた。
私は天堂くんの肩に頭を乗せ、天堂くんは私のその頭の上で寝ていた。
こんな幸せな朝は初めてだ....。
私はそのままもう一度目を閉じて幸せを噛みしめた。
そしてそのまま二度寝してしまっていた....。
そして天堂くんにデコピンで起こされることとなったのだ.......。
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翠晶(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！！ (2020年3月11日 20時) (
レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 翠晶さん» とても素敵なお話でした…!! ありがとうございました！ これからも作品、応援してます！ (2020年3月9日 1時) (レス) id: 12651b5551 (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - ayaさん» 最後の一話分だけアップが遅くなってしまい申し訳ありません！！お気に召して頂ければ幸いです！今後ともよろしくお願いします！ (2020年3月8日 22時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 翠晶さん» ありがとうございます！！！ とても素敵なお話…。感謝です！！ (2020年3月7日 23時) (レス) id: 12651b5551 (このIDを非表示/違反報告)
翠晶(プロフ) - ayaさん» いつも読んでいただきありがとうございます！！リクエスト承知しました！！明日には載せられると思いますので是非読んでください^_^ (2020年3月7日 21時) (レス) id: 4b3f971a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠晶 | 作成日時：2020年2月15日 21時
