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番外編2 ページ8

七「だから見られたくなかったんスよ〜!」


「だって、すごく真っ赤だったから...!」



七「Aちゃんが緊張するとか言うからっスよ!」


「え!私のせいなの?」



思わず本当の事を言っただけなんだけど...


すると、七尾くんは歩いていた足を止め、真剣な顔でこちらを見てきたり




七「緊張してたってことは、意識してたって事っスよね?」


「え...」



七「Aちゃんの中で、俺っちってただの友達止まりっスか?」

七「それとも、少しは異性として意識してくれてるんスか...?」




「...それは」


七尾くんのストレートすぎる質問に、どう返していいのか分からない。



正直に言うのは恥ずかしいし、だからといって嘘をついて誤解を招く方が嫌だ。





七「俺っちは、Aちゃんのこと意識してるっスよ...」


七「無理難題言って、花ちゃんのこと諦めさせようとしてるのに、勉強教えてくれたり」


七「髪はサラサラだし、香水付けてないのにいい匂いもするし...」



「ちょ!待って待って」


いきなり何言い出すんだ七尾くんは。

急すぎるし何よりここは道のど真ん中。


人通りは少ないとはいえもっと別の場所があるでしょ!




七「俺っち...Aちゃんのこと...!」


その先はもう何を言いたいかも分かっていて、

阻止できなかったことを後悔しながら覚悟をしてると






幸「あれ?バカ犬じゃん。何してんの?」


その言葉はベレー帽を被った女の子に遮られた。





「...」


気まずい...!!

そして誰だろうこの女の子は。

見た目からして中学生かな?女の子にしては背は高めでハスキーボイスだ。





七「幸ちゃんじゃないっスか!どうしてここに⁉」


幸「万里と買い物。ついでに布生地の下見も」



万「あれ?そっちの子って、この前の子じゃん?」




女の子に気を取られていて気づかなかったけど、一緒にいたもう1人の男の人は見覚えがあった。



「あ、この前コンビニに七尾くんと居た...」


万「摂津万里、よろ」


「遠山Aです」




幸「で?ここで何やってたワケ?」


七「え‼」




「...少し話してただけだよ。ね、七尾くん」

七「そ、そうっスね」




まさか告白されそうでした。なんて自分から言えるわけがない。


七尾くんも最後まで伝えてない訳だし、知られない方がいいだろう。

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設定タグ:七尾太一 , A3! , エースリー!   
作品ジャンル:恋愛
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キララ(プロフ) - カリンさん» 何度もコメントしてくださって本当に嬉しかったです!ありがどうございました( ; ; )またお会いできればと思います!! (2018年8月14日 9時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 何度もコメント失礼します!完結おめでとうございます!最後まで楽しく読ませていただきました!本当にお疲れ様でした! (2018年8月13日 11時) (レス) id: a8307d2252 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!更新頑張りますね(><) (2018年5月25日 21時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - またまたコメント失礼します!やった!待ってました!!お勉強も大変だとは思いますが更新頑張ってください! (2018年5月23日 21時) (レス) id: a8307d2252 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!月曜日にテストが終わるのでそれから更新します!( ; ; ) (2018年5月20日 9時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キララ x他1人 | 作成日時:2018年5月12日 0時

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