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番外編9 ページ15

「はぁ...」

あの後、散々着せ替え人形にされ
写真も何枚か撮られた後、LINEを交換して帰った


化粧落としちゃったから七尾くんには伝言を伝えてもらっただけ



「七尾くん、今日は学校来るって言ってたけど...」

七「Aちゃん!元気になったっスよ!」



「う、わぁ!!...びっくりした...」



誰もいない教室で、ひとりごとを言っている所に声をかけられたものだからびっくりした。



「よくなったんだね、よかった」

七「お見舞い来てくれて嬉しかったっス!」

「大したことしてないから本当...それより、今日は来るの早いんだね」



いつもはけっこうぎりぎりに来るのに、珍しい


七「いつもAちゃん早く来てるって聞いて、1番に治ったの知らせたかったから!」


楽しそうに話す七尾くん

そうだ、私幸ちゃんに言ったんだ。
勇気がでたら言うって。

勇気は、出さなきゃいけないんだよね。


「あっあのね、七尾くん...」

そう言いかけてた時、ガラッと教室のドアが開く音がする。



佐「あれ?七尾、くん。よくなったんだね〜」

「あ、佐藤さん、おはよう」

佐「おはよう〜」

七「おはようっス〜!あれ?Aちゃん今何かいいかけてなかったっスか?」


「え⁉あー、なんだっけ?忘れちゃった」

佐藤さんの前で七尾くんに言うなんて恥ずかしくて無理に決まっている。



佐「え?なんだったの〜?」

「なんだったっけ?」


また機会があるときに言おう。

とりあえず誤魔化してその場はやり過ごした。


* * * * * * * *

「あれ?...ない」

中「どうしたの?」

「さっきここに置いていたファイルがない...」


移動教室から戻ってきた時に、事は起きた。


「誰か間違えて持っていっちゃったのかな」

プリントとかも入ってたから困るんだけど




佐「あれ?これって...」

佐藤さんの声に反応してそっちを見ると、
ゴミ箱の中に私のファイルが見えた


「え!なんで...?」

変な汗がでてきた。



これ...普通じゃない。
私はこれを知っている。
中学の時のことを思い出した


女子に嫌われていた、あの時のことを


「あっ...誰かが間違えちゃったのかな⁉」

佐「大丈夫...?」

「え?大丈夫だよ!私、ちょっとトイレ行ってくるね!」



佐藤さんと中村さんの声が聞こえたけど、気付かないフリをして立ち去った。

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設定タグ:七尾太一 , A3! , エースリー!   
作品ジャンル:恋愛
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キララ(プロフ) - カリンさん» 何度もコメントしてくださって本当に嬉しかったです!ありがどうございました( ; ; )またお会いできればと思います!! (2018年8月14日 9時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 何度もコメント失礼します!完結おめでとうございます!最後まで楽しく読ませていただきました!本当にお疲れ様でした! (2018年8月13日 11時) (レス) id: a8307d2252 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!更新頑張りますね(><) (2018年5月25日 21時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - またまたコメント失礼します!やった!待ってました!!お勉強も大変だとは思いますが更新頑張ってください! (2018年5月23日 21時) (レス) id: a8307d2252 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!月曜日にテストが終わるのでそれから更新します!( ; ; ) (2018年5月20日 9時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キララ x他1人 | 作成日時:2018年5月12日 0時

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