【ハイキュー】二年のバカですごい人。【男主】

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「じゃあーな、二人とも！俺っちは寄り道して帰るぜな！」


「寄り道すんなよバカ麗！」


「バカ言うなよ賢二郎！」






バレー部寮生の輪から外れて校門に向かう。さよならおやすみなさいー。





……俺はミュージカル俳優か何かか。歌下手だけど。






「さーて、寄り道なぁ」






後ろからバレー部員が消えたところでふと考える。そういや俺、金欠だわ。







「……よし」






アキレス腱を伸ばして、走る準備は万端。





隣にバカな中学の後輩を思い出して、







＿＿＿バンッ。






駆け出した。













.







.







.





「キシタニさんって高校からウチに来た推薦組ですよね？どこの中学だったんですか？」


「そういうのは本人に聞けよ……」


「麗の中学なぁ……確か＿＿＿」







こんな会話がされているとも知らずに。

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