【ハイキュー】二年のバカですごい人。【男主】

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「牛島さんっ」





賢二郎どんだけ牛島先輩のこと好きなんだよそれこそ敬愛やめろよ気持ち悪いな。






なんて考えながらもクロス側でレシーブの体制を取る。いくら牛島先輩だからって、ブロッカー(五色くん)が待ち構えてるストレートには打たないだろ。













「あったり」





ボールは俺の腕の丁度いい位置に当たる。完璧、完璧に英太先輩の上。





「くだ、さいっ」





不完全な助走でスパイクモーションへ。少し高さが足りないけれど、十分だ。






バシッ、と音を立てボールを叩く。けど＿＿＿






「チッ」


「ナイスレシーブ！」






牛島さんの正面。






ここで次に賢二郎が上げるのは、





＿＿＿絶対コッチ。






「！」






ストレートは五色くんが締めてる。俺はクロス側に飛ぶ。







＿＿＿止め







「＿＿＿ったぁ！！」






牛島先輩のスパイクは俺の手にもろに当たり、コートに叩きつけられた。待って、痛い痛い小指動かないんだけど、脱臼した？






「……マジかよぉぉぉぉ」


「うわ脱臼してんじゃん！保健室行ってこいよ！」


「英太ぜんばいぃぃぃ……」


「監督には言っとくから！はい行ってこい！」


「お願いします……」






マジで脱臼してたよ。無理やり入れたら間違うよね、これ。






保健室行ったら先生に入れられました。だから痛いって。俺じゃできないけど痛いって。






「ホント今日散々だ……」


「一ヶ月のブランクのせいだろ」


「太一テーピングありがとうだけどその一言は要らないな」

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