▲登校の時間 ページ10
ーAsideー
チュンチュン……という可愛い小鳥のさえずり…
風でなびいたカーテンから差し込む朝日…
リビングから漂うおいしそうな朝ご飯の匂い…
……小説や漫画なら、こんな起き方が普通なんだろうけど……
私は
……………………そう、部屋のドアがバンッと音を立てた後の、
「Aーーーーーッ！！！！
いい加減………起きなさーーいっ！！！！」
『……っは！！！今っ、悪魔のさえずり…じゃなくて、囁きが！！』←
「………なあにが悪魔だって！？」
『ま、マミ、ママ！！…じゃない、お母さん！！』
「さっさと準備しないと遅れるわよ、せっかく転入させてやったのに」
て、転入？
…………って、やっと渚と同じ学校に通えるんだあぁぁああ！！
『よし、たまには感謝の意を述べておこう！マミーありがとう！！』
「……ぶん殴るわよ？」
『今の取り消しでお願いしまぁっす！！』←
…………………………………
………………………
………………
よし……制服もちゃんと着れてるし、バッチリ！！
これでいつ渚と会っても堂々と一緒に歩けるぞ！←
『……ん？あれって渚じゃない⁇』
まぁ、あの髪型・髪色で人違いな訳がなく。
『なっ…ぎっ………さぁぁああっーー！！！！！』
そう叫び、目的の渚から「え、うるさっ」みたいな視線(独断)を送られた後、肩にポンと何か置かれた。
…………………………………………虫かな？
そう思って、片手でパッと(実際にはバシッと←)はらう仕草をすると、登校中の方々から何か汚物を見る目で見られた。
『……ん？』
「おい」
『へ？』
いや我ながらマヌケな声だな！？←
……じゃなくて！！！！
なんで私の真後ろに誰かいんの！？
ってか肩に乗ったのって、人の手かよ！？←
…いやマジ誰こいつ！？←←
「おい」だけじゃ何も伝わらないって習わなかったのかなぁ！？
『…な、何か…、ご、ご用…でも……？』
「いや、こちらこそ聞きたいんだが、E組の潮田君にC組の君が何の用があるんだい？」
『え？用？っていうかちょっ、どいてよ！渚、君がいるから来れないって不満そうな顔してるじゃん！』
「え！？ や、ぼ、僕はそんなこと思ってないよ…！？」
『さーあ、うるさいオレンジ頭はほっといて……連れてってよ！渚のクラス！』
「「「 (オレンジ頭…！？) 」」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モフ(プロフ) - 最月さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて何よりです！これからも更新頑張らせていただきますね！ (2018年5月1日 22時) (
レス) id: 4cc7b29b4f (このIDを非表示/違反報告)
最月 - 笑い要素があって楽しく読ませていただいています！これからどうなって行くか展開が楽しみです(*≧∀≦*)更新頑張ってください！ (2018年5月1日 22時) (レス) id: 4fc9ea8abc (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - あっぷる。。さん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！勉強などで更新が亀さんになってしまうことがあると思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: 4cc54018e6 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。。(プロフ) - 凄く面白いです！面白すぎて、評価とお気に入り登録しちゃいました←これからも応援してます。頑張って下さい(*^^*) (2017年12月29日 14時) (レス) id: 677506d160 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モフ&eye x他1人 | 作成日時：2017年12月13日 16時
