▽デジャブの時間 ページ19
ーカルマsideー
「はぁ、」
いつものサボりスポットでため息をつく。
E組に来てから前よりは楽しくなったけど、なんかなぁ。
俺が求めているのとは違う。
なんて考えながらぼんやりしていると声が聞こえてきた。
『____っていうかそもそも誰探してこいって言われた？
……………忘れちゃった』
てか、こんなとこに俺が以外の人くるんだ。変わり者。
誰か探してるっぽい。
『まぁいいやー、見つけた人連れて行こう』
……、……は？今こいつなんて言った？？
『っていうかさー、こんな広い山で絶対見つかんないよね』
よく見たら(よく見なくても)転校生じゃん。
こんな森に一人でいたら迷子になるに決まってる。
「転校生」
もしかして、俺探してたりすんのかな。
サボってるから。
って、全然聞いてないし。
「転校生」
『自分から声かけてくんないかなー』
「……はぁ、(本日2度目のため息)
転校生」
『ん？』
「ねぇ、」
転校生が変な顔←で俺の方を見る。
変顔得意なのかな。あとで写真撮ろ。←
「転校生のくせに何うろついてんの？迷子になるよ？」
『………』
「聞いてる？」
『髪が、赤い……！！それ染めてんの！？！？』
あれ、なんかデジャブ？
………違うわ。これ朝言われたんだ。
「朝も同じこと言ってたよね」
『え！？私のこと知ってんの！？！？』
「あれ、朝会ったよね！？」
………
…………
……………
ーAsideー
『あ、会ったかも！確か、君は…
あー、あこ、あか、あっ！思い出した！赤ちゃんパンダさんじゃなかったですか！？』
「うん。全然思い出せてないね。赤羽だってば。赤羽カルマ。どっからパンダ出てきたわけ？」
『あー、そうだったそうだった。赤ぼ、赤羽くんね』
「下の名前でいいよ。苗字で呼ばれるの好きじゃないから」
『じゃあカルマ。私は火星からはるばるやってきたAちゃんだよ。よろしく！！』
「やっぱり火星人か…」
え、やっぱりって何よ。
突っ込めよ。
『あー、そういえばさぁカルマくんよ』
「ん？」
『……ココハドコ？』
Aちゃん完全迷子ジャナイデスカ。
帰り道わかんないよ？？
「こうなると思った。てかAはなんでここにいんの？」
『……そうだ聞いてよ！あのタコがさ、…………、えっと、なんか言って、それで……」
「よく椚ヶ丘入れたね」
『え！？照れる//』
「褒めてない」
『！？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モフ(プロフ) - 最月さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて何よりです！これからも更新頑張らせていただきますね！ (2018年5月1日 22時) (
レス) id: 4cc7b29b4f (このIDを非表示/違反報告)
最月 - 笑い要素があって楽しく読ませていただいています！これからどうなって行くか展開が楽しみです(*≧∀≦*)更新頑張ってください！ (2018年5月1日 22時) (レス) id: 4fc9ea8abc (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - あっぷる。。さん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！勉強などで更新が亀さんになってしまうことがあると思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: 4cc54018e6 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。。(プロフ) - 凄く面白いです！面白すぎて、評価とお気に入り登録しちゃいました←これからも応援してます。頑張って下さい(*^^*) (2017年12月29日 14時) (レス) id: 677506d160 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モフ&eye x他1人 | 作成日時：2017年12月13日 16時
