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『で、私の処遇は？』
「キミはこの部屋に無期限で拘禁する」
拘禁とは、つまるところ監 禁だ。
なぜそのような処遇になったかと言うと、一つは処刑をしたら術式の問題で非術師に被害が及ぶ可能性があること。
もう一つはこの女が一度手練の術師を一人殺して脱走したことから見て、特級呪術師たる五条の目が届く範囲で絶対に抜け出せないようにすることが理由であった。
『つまり、この部屋から出ないならいいよって話？』
女はベッドと机など最低限のものしか置かれていない部屋を見回す。
随分と味気の無い部屋だ、と女は思ったが口には出さない。
リアクションがゼロと言っていいほど無いのは、予想通りであったからなのだろう。
「まぁそうだね。この部屋には僕くらいしか来ないだろうし。ただ一応保険として、キミが部屋から出れないよう鎖はつけておくよ」
『それは物理的な鎖？それとも縛りのことかな？』
「両方だ」
『なるほど』
女は納得したように頷いてベッドに腰掛ける。
普通の病院にでもありそうな白いベッドだ。今までろくに睡眠を取っていなかったことを思い出した女は、もう少し柔らかいベッドにして欲しかった、と思考の隅で思った。
すると五条は立ち上がり、女の元へと近付いてくる。
そして座っている女の前に立つと、「足、出して」と出し抜けに言った。
言われるがままに女は片足を五条に向けて上げる。
五条はほんの少し屈むと、何やら床から拾い上げ、女の足首に着けた。
『これ、キミの性癖？』
「違ぇよ」
女は自身の片足に付けられた拘束具にも似たものをみる。
金属でできた輪はガッチリと巻き付くように取り付けられ、それは鎖でベッドの柵へと繋がっていた。
女が足を動かすと、鎖はジャラリと音を立てる。傍から見ればプレイの一種にしか見えない。
「女性を監 禁するなんて人生で初めてだよ。気分はどう？」
『ぶっちゃけ拍子抜けかなあ。大して何も思わない。キミこそどう？目の前に無抵抗の女性がいるけど。唆る？』
「いいや全く」
『そら残念』
女は笑うと、そのまま後ろに倒れてベッドに寝そべった。
五条はそれを尻目に、部屋の扉を開けて退室しようとする。
「そういえばオマエ、名前は？」
『……んー、エマ・ワトソン』
「それはもう聞いた」
『じゃあもうネタ切れだから。好きに呼んでくださいな』
「……あ、そう」
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天乃(プロフ) - ちょー面白いです！さいこう！ (2022年3月14日 20時) (
レス) @page13 id: 0d8f1d3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
AG2(プロフ) - シオリさん» <( 'ω^ )かしこま⌒☆ (2022年2月23日 18時) (レス) id: 65f092b365 (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - エマ・ワトソンって名乗っている子は『』を使ってもらえると見やすくてありがたいです🙇♀️作者様の漢字よくわかんなくて教えてもらって良いですか?!😳🙏 (2022年2月23日 14時) (レス) @page3 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
。 - だいだいだいだい好きです笑 (2022年2月21日 22時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝋燭 | 作成日時：2022年2月21日 22時
