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ユンギヒョンに真実を教えてもらった日からもう半年過ぎていた。ヌナとの再会の機会を待ち遠しく感じながらも、いつその時が来るかは誰にも分からないから。ただ日々の暮らしを出来る限り丁寧に過ごす事にしていた。
仕事は相変わらず途切れる事なく続いているし。しかも今は念願のアメリカツアーの真っ最中で。
アメリカと言えば…ヌナの仕事も順調な様だった。
僕と別れた後、すぐにアメリカ映画の最高峰とも言えるアベンジャーズシリーズに女性ヒーローとして参加して。今はその続編の撮影中らしい。
折角同じアメリカに居るから、ヌナに会えるチャンスが来ないかなと…やはり期待はしてしまうけど。彼女と街でバッタリなんて、そんな奇跡が起きる可能性は0にも近いと思う。
でもユンギヒョンが言ってた…想い合う相手とはまた逢えるって言葉。
僕もその奇跡を信じたい。願いたい。
そんな気持ちで、ヌナがもしかしたらこの会場のどこかに居るかもしれないって思いながら今日もライブを
そしていつもと同じ様にライブ後のホテルでマッサージを受けたり、Vライブをしたりとまったり過ごしていた時だった。
ドンドンドンドン
突如、激しく部屋のドアが叩かれた。
JM「テヒョンア、居るでしょ?!開けて、早く!」
すぐに犯人はジミンだと分かり鍵を開けに行くと、物凄い勢いでドアを開けられて思わずふらつく。
JM「ちょっと、大丈夫?」
TH「…いやジミナが勢い良くあげるから」
JM「だって、
それには理由が、と何やら興奮している様子のジミンだったけど。キョロキョロっと今いる廊下を見渡した後、そそくさと僕の部屋に入ってきた。
JM「テヒョンア、落ち着いて聞いて!」
TH「いや、まずジミナが落ち着きなよ…」
肩で息をしているような興奮状態のジミンを言葉で制して、ツイン部屋のもう片方のベッドに腰を掛けるよう促す。
JM「いや落ち着いてなんかいられないよ、」
TH「もぉどっちだよ」
あまりに早口で捲し立てる様に話すジミンに、何かが起こった事は分かった。
でも次の瞬間、反対に僕の方は動けなくなる。
JM「だってヌナに会ったんだよ?!」
TH「……は?」
JM「ヌナ!Aヌナ!!お前の、」
そこまで言ってジミンは僕の様子にハッと気づいて口を閉じた。
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りさ(プロフ) - yu-さん» 勿論です😊読み返ししてくださってるんですね、ありがたいです😭✨また次の作品の準備してますので気長にお待ちくださいね💜 (2022年6月16日 7時) (レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yu-(プロフ) - 覚えていてくださり嬉しいです🥺♡感謝の気持ちでいっぱいです😊キミエンもヨンタンのお話も大好きです💜こっそり読み返しています🥰バンタンとりささんの新しいステージ、心から応援しています🙏🌷 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 4dff4cf25e (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - yu-さん» yuさんいつもコメありがとうございます☺️無事完結いたしました〜!yuさんのコメから着想を得たので、感謝感謝です。ずっと応援しましょう🌈✨そしてテテの現代劇?期待しましょう😁💜 (2022年6月15日 20時) (レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yu-(プロフ) - りささん💓完結おめでとうございます💐本当にテテに演じて頂きたい🥺素敵なお話、あとがきをありがとうございました✨次回も楽しみにしています☺️これからも彼らの健康と幸せを願い、ずっと応援します🌈 (2022年6月15日 15時) (レス) @page37 id: 4dff4cf25e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りさ | 作成日時:2021年10月3日 18時