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TH「この記事を出さない為って事は…」
YG「…………テヒョンア」
隣に居るユンギヒョンの顔が段々ボヤけて見えて。
視界がグラグラ揺れ動く。
TH「ヌナは…僕を、僕の事を、」
YG「あぁ…」
ヒョンは自分のグラスに一度視線を戻して、僕と目を敢えて晒した。きっと僕の動揺を察してくれてるから…そっと触れずにいてくれる。そんなヒョンの優しさに余計込み上げてくるものがあって。
YG「ずっと……あいつはあの日から、黙ってお前の事を守り続けてるんだな、」
カッコいい女だよって。
今度はしっかりとこちらを見て「な？」と言ってヒョンは優しく微笑んだ。僕の目から零れ落ちる涙を拭いながら…。
TH「……ヌナに逢いたいな」
気持ちは至ってシンプルで。
また彼女と付き合いたいとか、抱き締めたいとか…そういうのよりも。もっと純粋で真っ直ぐで。それでいてそう簡単には叶いそうにない願いを持ってしまった。
YG「…お前とAの事だけじゃなくても、」
ヒョンがすでに空になってしまったグラスを両手で包みながら、僕に掛かる言葉を探しているのか…時々言葉を詰まらせながら話してくれる。
YG「お互いを想い合ってる相手とは、必ずまた逢える時が来る…って俺は思ってる」
TH「…また逢える時が」
YG「あぁ…。俺はそう信じてるし、そうであって欲しい」
僕もだよ、って言ったら。またヒョンはフッと優しく微笑んだ。
ーーーーーーーーーーーー
ユンギヒョンにあの日の真実を聞いてから、僕の心の真ん中にまたヌナが戻ってきた。
僕の知ってる年上なのに可愛いらしいヌナ。
仕事に真摯に向き合うヌナ。
恥ずかしがるヌナ。
…気持ちを隠すのが上手すぎるヌナ。
僕の知らなかった…僕を傷つけるモノから誰にも言わずに、一人で守ってくれたカッコ良すぎるヌナ。
やっぱり僕は彼女の事が、好きだ。
もうブレる事は無い。
ヌナが僕の事なんてもう何とも想っていなかったとしても、それは仕方がないけれど…僕の気持ちは変わらないよ。
キミが好き。
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りさ(プロフ) - yu-さん» 勿論です😊読み返ししてくださってるんですね、ありがたいです😭✨また次の作品の準備してますので気長にお待ちくださいね💜 (2022年6月16日 7時) (
レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yu-(プロフ) - 覚えていてくださり嬉しいです🥺♡感謝の気持ちでいっぱいです😊キミエンもヨンタンのお話も大好きです💜こっそり読み返しています🥰バンタンとりささんの新しいステージ、心から応援しています🙏🌷 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 4dff4cf25e (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - yu-さん» yuさんいつもコメありがとうございます☺️無事完結いたしました〜！yuさんのコメから着想を得たので、感謝感謝です。ずっと応援しましょう🌈✨そしてテテの現代劇？期待しましょう😁💜 (2022年6月15日 20時) (レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yu-(プロフ) - りささん💓完結おめでとうございます💐本当にテテに演じて頂きたい🥺素敵なお話、あとがきをありがとうございました✨次回も楽しみにしています☺️これからも彼らの健康と幸せを願い、ずっと応援します🌈 (2022年6月15日 15時) (レス) @page37 id: 4dff4cf25e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りさ | 作成日時：2021年10月3日 18時
