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不意に、フリンジを
TH「…ヌナの手にこうやって
『う、うん』
さっきまで恥ずかしそうにしていたテヒョンくんは
もう何処にも居なくて。
私をじっと見つめる力強い目線のテヒョンくんから目が離せなくなる。
TH「じゃあ…これは？」
運転席と助手席の間にある肘置きの上で、テヒョンくんの右手が私の左手を捕らえて。
長くて綺麗な指が私の指と指の間にスルッと入り込んで。
ギュッと握られる。
TH「…こうやって手を繋ぐのは良い？」
恋人同士みたいに握られてしまっている左手がどんどん汗ばんでいく様で。
離したいけど…
離したくない。
『い、良いよ。たまに、なら…』
我ながら意味不明だけど、そう答えるのに精一杯で。
ドラマでは恋人役の俳優さんと手を繋いだり、キスしたり…もっと激しめのシーンもあったけど。
いざ、自分がキム・Aのまま
テヒョンくんとこんな甘い空気感の中に居ると、上手いこと返事も出来なくなってしまう。
TH「じゃあ…」
もう、これでおしまいだと思って油断していた。
テヒョンくんは握った手はそのまま
左手を私の後頭部に優しく回すと
自分の胸に引き寄せた。
『あ、テヒョンく』
TH「テヒョン…」
抱き締めたまま、私の耳元で話すテヒョンくん。
話す時に漏れる吐息混じりの彼独特の低めの声が
TH「テヒョンくんじゃなくて…テヒョンとかテヒョンアって呼んで」
『で、でも』
TH「…じゃなきゃ、離してあげないよ？」
より一層グッと抱き締められたから慌てて彼の名を呼ぶ。
『テ、…テヒョンア』
彼の胸に押しつけられていた私を、少し腕の力を緩めて解放してくれる。
でもまだ目と鼻の先にテヒョンくんの顔があって
彼の左腕が私の身体を離すまいと肩に回っていて距離を離せない。
『よ、呼んだよテヒョンアって…』
じっと見てくるテヒョンくんから
TH「…ヌナが、可愛いから見てたいだけだよ」
甘い言葉と
また私の心臓を跳ねさせた。
.
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りさ(プロフ) - yukaさん» お返事遅くなりごめんなさい！私もテテ大好きです(^^)大変お待たせ致しましたが続きアップしましたので、良かったらお楽しみください！ (2022年5月11日 16時) (
レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - すごく良いお話(*^^*)終始ドキドキでした！テテ大好きなので幸せでした〜！またテテのお話読みたいです＼(^o^)／これからも頑張ってください！楽しみにしています。 (2021年10月13日 8時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - yu-さん» 現実には無理だけど、ここなら出来る！って思って作っちゃいました〜(^^)(今日も今日とてオンマ業もほどほどにがんばりましょ〜！)すまっしゅ辺りでも良いですね！ (2021年10月8日 17時) (レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
yu-(プロフ) - えっ!!わ~このお話も本人でドラマ化希望だわぁって思って6話で思ったんです、どぉしょめっちゃ嬉しい（ ; ; ）早く家事してベッドで続き読みます♪（オンマ業務がんばりましょ!）テテにヨンタンとドラマ出ませんか?ってメッセ入れたいです^^ (2021年10月6日 19時) (レス) id: 4dff4cf25e (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - yu-さん» yuさんまたまたコメいただけて嬉しいです！この新作実はyuさんのコメから発想を得ました(^^)30代オンマ一緒です！笑 是非お待ちしてまーす！ (2021年10月6日 18時) (レス) id: e7061fbc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りさ | 作成日時：2021年9月13日 8時
