浮気性な登坂くん。3

episode64 ページ10

広臣side

ドクドクうるさい鼓動を抑え

臣「大丈夫？怪我とかしてない？」

Aに声をかける。





すると、Aはゆっくり顔を上げた。

「すみません。大丈夫です」

慌てて俺から離れる。

さっきまでの熱がなくなり寂しくなる俺の腕。

Aの顔は真っ赤。


なんで、そんな赤いんだよ…



岩田のことが好きなんだろ…？

あぁ。期待するじゃんか…！



とりあえず、Aが大丈夫そうでよかった。

あかりを探す続きだったことを思い出した

来た道を戻ろうとした。

すると

俺の足元に2枚のチケットが落ちていた。


それを拾い上げると真っ赤な顔をして

チケットを取り返そうとするAがいた。

「か、返して下さい」

そのチケットをよく見る。

臣「ふーん、遊園地ね〜」

そのチケットはカップルに人気な遊園地の物だった。 岩田と行くのか…。


俺より背の小さいAは背伸びをしても

俺がチケットを上にあげてるから取れない。


すると、教室のドアが開いた。









そして、中から出てきた岩田は







Aの肩をぐっと引き寄せて




剛「登坂先輩。俺のあみいじめないでくれます？」








俺を睨んでいた。

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