目黒side ページ23
皆で荷物の整理をしようってなって、それぞれが部屋に行ったんだけど、どうしても俺は康二が心配なんだ。
さっき「手伝うよ」って康二に声かけたんだけど、案の定「大丈夫やで！ちょっとやし、今元気やしな！ﾆｺｯ」そう言って断られちゃった。
俺はそれからめっちゃ急いで荷物の整理を終わらしたんだ。まぁ、荷物が人一倍なんか多いんだけどね。
康二、大丈夫かな、、、そう思いながら康二の部屋に向かった。
すると部屋から
バタッ、、、、、
と大きい音が聞こえたんだ。すぐに康二の部屋に向かうと康二が荒い呼吸をして倒れてたんだ。
俺は急いで康二を抱いて声をかけた。
「おい！康二！康二！俺だよ、分かる？ゆっくり呼吸をしようか。」
康二「ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､め、ﾊｧ、ﾊｧ､ﾊｧ､め、ﾊｧ」
俺は康二を抱いたまま声をかけ続けるがまだ治らない。
どうしよう、、だれか、、、そう思った時だった。
深澤「どうした？大丈夫か！？康二、康二！俺の呼吸真似できる？スゥー、ハァー、スゥー、ハァー」
康二「ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､ふっか、ﾊｧ､ﾊｧ､さん、ﾊｧ」
「康二、大丈夫だよ。大丈夫、大丈夫、ゆっくりでいいからね。」
そう俺は言って康二の体を抱きながら声をかける。
康二「ﾊｧ、スゥー、ﾊｧ、ハァ―、スゥー、ハァー、スゥー」
深澤「そうそう！上手だよ。だいぶ落ち着いてきたね。」
康二の呼吸は落ち着いた。でもなんかまだ顔色は真っ白で…
「康二、まだどこか辛い？どこがしんどい？」
そう俺は聞いた。すると康二が
康二「ﾊｧ、なんやろこれ。なんか血の気が引いていく感じがする、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、」
深澤「康二とりあえずベッドに横になろう。めめ、手伝って！せーの、」
横にならせたら康二はすぐに眠りについた。すると阿部ちゃんや岩本くんが部屋に来たんだ。
阿部「康二！どうした？大丈夫？」
岩本「もしかして、倒れてしまったのか？」
康二に聞こえないように小声でそう言った。
深澤「そうなんだよね。めめが気付いてくれたんだけど、俺も少したってからしか気づけなかったから。呼吸は落ち着いたんだけど、まだしんどそうなんだよね。」
阿部「顔色確かに良くないね。真っ白じゃん。病院連れてく？どうする？」
目黒「とりあえず、今は様子見ましょう。それで、今日にまた症状が出たりしたら、病院連れていきましょう。」
深澤「そうだね。」
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作者名：アミ | 作成日時：2020年9月15日 16時
