42歩目 ページ43
尾行をしたあの日、私の尾行に気づき、
そのあと放ったあの殺気。
あれは念によるものだった。
レ「キルアの兄貴...？」
「......」
ク「A、医務室に行くこともできるが」
「ううん。ありがとう、私は大丈夫」
虚勢を張ってみるも、クラピカに支えられてないと立っていられないくらい精神的にきていた
イ「や。母さんとミルキを刺したんだって？」
まるで日常会話をしているかのように、キルアにそう問いかけた。
キ「あぁ」
レ「な！にぃ？」
イ「母さん、泣いてたよ。」
レ「そりゃそうだろ。実の息子にそんなことされちゃあ...」
イ「感激してた。あの子が立派に成長しててくれて嬉しいってさ」
...やっぱり。彼らにとって相手を傷つけたり、殺したりすることは。大したことではないんだ
私は、1度人を殺しただけで気持ちが悪くなってトラウマになったと言うのに...
イ「奇遇だね。まさかキルがハンターになりたがってたなんて。俺も次の仕事の関係上資格が必要でさ」
どこかで聞いたことがある。
ハンターになれば、ブラックリストに載っているお尋ね者などをたとえ殺めてしまっても
罪に問われないことが多い、と。
あの殺し屋がハンターになることで、被害者が増えることになるかもしれない。
けどそれは確定ではないからハンター協会もどうにもできない。と
皮肉なものね
キ「別に、ただなんとなく受けてみただけだよ」
いつもは挑発的で余裕なキルアが、
兄を前に怯えている。
萎縮してしまっているのは、今までの生きてきた環境や教育のせいだろう
イ「そう。ならよかった。それじゃ、心置きなく忠告できるよ」
キルアに話しかけるその態度は威圧的で
キルアが萎縮してしまうのも無理はないと思った
いくら余裕ぶっていて、強かったとしても
キルアもまた、ゴンとおなじ12歳の少年なのだから
イ「キル、お前は、ハンターに向いてないよ。お前の天職は...殺し屋だ」
キ「.....違う」
キルアは違う。殺し屋なんかじゃない。
イ「お前は、熱を持たない闇人形だ。自身は何も感じず、何も望まない」
キ「...違う」
イ「お前が唯一喜びを抱くのは、人の死に触れた時」
キ「違う！」
イ「違わない、なぜならお前は俺と親父にそう育てられたから」
イ「そんなお前が、何を求めてハンターになろうと？」
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キララ(プロフ) - ヒガンバナさん» すごく嬉しいです！私自身旧作の方が好みなのでコメント嬉しすぎます（ ; ; ） (2019年3月29日 8時) (
レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - おもしろい！旧作の方を取り入れて作品を作っている話があまりなかったので！嬉しいです！おもしろい！ (2019年3月21日 23時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ x他1人 | 作成日時：2018年5月12日 17時
