【クロロ】流星街2 ページ2
ク「俺には関係の無い話だな。
さぁ、宝石を寄越せ。」
貴『っ!!!』
力強いその手が、Aの胸元の服を大きく破った。
コロリ、と転がった赤い宝石。
ク「やはり胸ポケットに隠してたか…
流石、東のやる事だな。」
そう言って宝石を手に取る。
再びAに視線を戻したクロロは古傷だらけの名前の体を見てから目を見た。
ク「お前はいつもこうやって男と床を共にしてたのか。」
貴『…』
ク「好き勝手されて、こんな事をされてもか?」
クロロの手がするりと破けた服の隙間から入ってくる。
「我慢するしかないの」
唯一頼れる人だった人が言った言葉が頭を過ぎって、抵抗出来なかった。
___私は汚い。
でも私は、今の私は、出来ることがある。
貴『…っ!!!』
涙を溜めながらクロロを強く睨む。
ク「こんな事をされてもか?」
貴『!!』
突然唇にふにゃ、という感触。
___今の私には抵抗の権利がある。
ク「…っ!?」
ドン!!っとクロロの胸板を押して遠ざける。
貴『私は…っ、男のいいなりになんてならない!!!』
強い瞳で訴えるとクロロはニヤと微笑み、ポケットから何かの液体が入った瓶を取り出し、口に含んだ。
貴『な、何すんの!!殺すなら早く殺し…!!』
再び唇を塞がれる。剥がそうにも後頭部と腰を抱かれてる為全く動けない。
やめろ、と口を開けば流れ込んでくる謎の液体。
貴(…っ…目の前…、ぐらついて…)
唇が塞がれたまま、Aは意識を失ってしまった。
___________
シャルナーク「…あっ、おかえりー団長!お目当てのものは…ってその子誰??」
ク「宝石は手に入れた。この女は…」
そこまで言うとクロロは「フッ」と笑った。
ク「面白い女だ。蜘蛛に誘う。」
シャルナーク「え!敵地でスカウト!?
異例だね!!楽しそう!」
クロロの肩に担がれたAはよく眠っている。
ク(あの目。…たまらないな。
もっと壊してやりたくなる。)
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いえっふー - 記憶喪失もの最高です!!!! (2020年7月31日 22時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸 - 初コメ失礼します。とても良い作品ばかりで、応援させていただいてます。それでですね、、、誠におこがましいのですが……フィンとシャルの短編に飢えていまして、お願いできますか? (2019年11月6日 17時) (レス) id: f086d8f628 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - ゴン・キルア・クラピカ・フェイタン←マジヤバイ天野桃介さん!神ですか?! 更新頑張ってください!フェイに殺されるまで応援します! (2019年11月4日 16時) (レス) id: 07d1416f60 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 面白いです! シャルナークをリクエストしても宜しいでしょうか?これからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年6月2日 0時) (レス) id: 59ab379dfa (このIDを非表示/違反報告)
沢庵食べたい。(プロフ) - いやっほぉー(`∀´)/ (2019年5月25日 19時) (レス) id: 13057630e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天野桃介 | 作成日時:2019年5月19日 17時