甘いだけの話 改【短編集】

【シャルナーク】わかっているから ページ40

___君はよく頑張り過ぎる。



シャ「Aー」



だからたまにこうしてオレがAを甘やかすんだ。



貴『わ！何々いきなり…っていつもの事か』



後ろからAを優しく抱きしめると、Aは身をよじった



貴『ちょ、今日のシャル変！

抱きしめ方気持ち悪！！』



シャ「そんな事言わずにさー」



愛しいから、それが伝わるように優しく包む



貴『…っておいシャル！フィンクスたちが出て行っちゃったよ！』



オレ達の姿を見ていられないとばかりにアジトにいたヤツらは姿を消してしまった



シャ「これで思う存分やりたいこと出来るね！」


貴『ちょっ、わぁっ！？』



Aを近くの壁に追い詰めて両手で逃げ道を塞ぐ


体が密着するくらい近付いて、おでこをくっつける



シャ「…やっぱり、熱あるよ」



貴『…バレてたか』



顔色が悪いし、いつもより反応がおかしかった



それくらい気付けなくてどうするの？



シャ「キスする？」


貴『はい？』



シャ「オレにうつせば楽になるよ」



そう笑えばAは一瞬泣きそうな顔をして笑った



貴『シャルはいつも優しくしてくれるね』



___オレは知ってるよ



シャ「無理に笑わないでよ」



貴『んっ…』




君が、すごい頑張ってること



苦しくても乗り越えなきゃいけない



辛くてもやらなきゃいけない



泣いても現状は変わらない




貴『…シャル、好き』




全部わかってるから。




せめてオレの前では泣きなよ。




貴『…っ…シャル大好き』




シャ「オレも。




大丈夫だよ、オレはAの味方」





君はよく頑張り過ぎる。





でも大丈夫。







付いた傷を埋めるほど愛してあげるから___

【クロロ・クラピカ】黒と白の狭間で→←A・MA・NO(｡ ・`ω・´) ｷﾗﾝ☆

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