【イルミ】暗殺失敗、恋仲発展？ ページ27
____静まり返る夜…
何台もの車が遠ざかる音を聞いて、私たちはほっと胸をなで下ろした
イ「…行ったね…A、大丈夫？」
壁にもたれかかるAの肩からは、おびただしいほどの出血
貴『う、うん…ごめんね、私のせいで、暗殺に失敗しちゃった…』
かの有名なゾルディック家が暗殺に失敗するなど、恥さらしもいいとこだ
さらに返り討ちにあうとは…キキョウやシルバに顔向けできない
イ「大丈夫、顔は見られてなかったし俺たちの姿も見えてなかったはず…
今父さんに連絡したから、そっちで片付けてくれると思う」
貴『そっか…帰ったら…謝らないと…』
するとイルミはそっとAの傷口に触れた
ビクッと体を震わすAにイルミは珍しく、微妙にだが顔をしかめた
イ「傷口…深いみたいだね…早く帰って手当しよう」
貴『いいよ、これぐらい…皆が今まで受けてきた訓練と比べたら…なんて事無い…』
そう自分を鼓舞するようにして立ち上がろうとすると、イルミの手がそれを制した
そしてAの傷口を、まるで吸血鬼のように血を舐めとる
貴『ん…！！イルミ…痛いよ…！！』
イ「…出血が止まらないから血を出して止血する。
大人しくしてて」
激痛が肩に走る
しばらくそれに我慢していたが、何の予兆もなく涙がこぼれた
イ「…A？」
貴『…うっ…ごめんね…イルミにまで怪我負わせたし…こんなんなって…私…っ』
そう言うと、イルミは口元の血を拭ってAの頬に口付けた
イ「Aは頑張ってる
そりゃ暗殺に失敗とか、ゾルディック家に泥を塗るような失態だったけど…
母さんや父さん…ミルキにカルトだって、皆Aが頑張ってるの知ってるんだからさ
そんなに自分を責めなくていいんじゃない？
もちろん、俺も知ってるから」
変わらぬ表情…でもあったかい言葉。
私はそんな言葉をくれるイルミだからこそ、好きになったのかもしれない
辛い訓練に耐える力だって、イルミに貰ってるんだ
貴『えへへ…ありがとう…イルミ…』
イ「…A、今何か色っぽい」
貴『…へ？』
イ「何か俺、キスしたくなってきた
ほら、拒否権ないから。口開けて」
無表情で迫ってくるイルミ
いや、ほんと…
この無表情がなければ完全にいい男なんだけど←
…まぁ、
そんなイルミでもかっこいいけど…。
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ハナミズキ - キルアのお前がいなきゃの話ほんっとにもう涙ボロボロよ (4月4日 23時) (
レス) id: 9174215e87 (このIDを非表示/違反報告)
ハナミズキ - キルアのお前がいなきゃの話ほんっとにもう涙ボロボロよ (4月4日 23時) (レス) id: 9174215e87 (このIDを非表示/違反報告)
リュイ - クラピカ…すきぃぃぃ！！！愛してるよ、私も。 (2021年10月22日 18時) (レス) @page3 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 最高の一言に限る。まじで好きなキャラばっかりって最高。まじ最高〔大事だから三回〕いやー。最後のクロロ切な恋って感じがほんとに最高でした。そばにいるのに届かない、好きなのに伝えられない。青春の様で簡単な言葉で表せない感じ。 結論【この小説最高】 (2020年11月17日 19時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
天野桃介 - クッキー大好き！さん» コメント、リクエストありがとうございます！！！私なりのヤンデレ聞いてみます！しばしお待ちください！！ (2019年4月20日 12時) (レス) id: 3cfbb38bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野桃介 | 作成日時：2017年9月3日 17時
