雨が止む頃に... ((ybhk))

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．


...____________春



宏太「光の手料理食べられなくなるのがいちばんつらい〜」

「何言ってんだよ..笑」


空港の中で荷物を抱えて、もうすぐ旅立つ薮を見送るためにいつもの2人と来ていた


大貴「薮ちゃん浮気すんなよ〜！」

宏太「しねぇわ！笑」

慧「..寂しくなるなあ」

宏太「俺もみんなに会えなくなるの寂しい」

大貴「帰ってくる時はお土産よろしくね」

宏太「はいはい」

「たまには電話して」

宏太「毎日するよ！」

「それはいい..笑」

宏太「酷い..笑」


別れを惜しんで、なかなか離れたがらない薮に搭乗便の案内が始まった。


大貴「そろそろ時間だね」

慧「元気で頑張ってね」

宏太「ありがと、頑張れるわ」

「..先生、また会おうね」

宏太「うん」


大貴「ぎゅーしようぜ」

宏太「ったく、しょうがないなぁ！笑」


両手を広げた大ちゃんの元に埋まる薮

ほんのり涙を浮かべながら伊野尾ちゃんともハグを交わし、

最後に俺の前にやってきた


宏太「大好き、光」

「俺も..大好き」


大ちゃんも伊野尾ちゃんもいる前でそんなことを言うのは恥ずかしかったけど

薮と会えなくなるのが寂しくて、


ぎゅうっと力強く抱きしめた。



薮が見えなくなる最後の最後まで見送って、


俺たちの遠距離恋愛はスタートした。

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