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突然響き渡る、大ちゃんの怒号。
大貴「見てわかんねぇの？ひかの心にあるのはやまだじゃないんだよ。好きなら押さえつけんな！」
・「...嘘つき..卒業しても一緒にいようって言ったのに..嘘つき！」
幼馴染からのその言葉に、
やまだは涙を浮かべるとそう言い放って走り去ってしまった。
慧「薮、どこにいたの？」
宏太「たまたま通りかかっただけ...光くん、怪我してない？」
「はい..」
気が緩んで、しゃがみこむ。
大貴「ひか！」
慧「まじで平気？」
「ごめん..、びっくりして..」
大貴「...やまだ、大丈夫かな..」
慧「歪んだ愛情が相手を傷つけてる、なんて...思いもしないんだろうな」
宏太「あのさ...」
大貴「ん？」
宏太「光くんと2人で話したいんだけど、いい？」
慧「うん、もちろん」
大貴「じゃあ俺ら、先帰ってるね」
「あ..うん」
2人がが立ち上がり、歩き出す。
その背中を見つめていると、先生に抱き寄せられた
「っ、！」
宏太「ごめん...もう限界」
「え...？」
宏太「やまだくんのそばにいる光くん見てると、苦しくて苦しくてたまらない」
「せんせい...」
宏太「...光くんからそう呼ばれるの..嫌いなんだ」
「...」
宏太「距離置かれてるような気がして..それ以上近づけない気がして..ごめん、こんなこと...」
「...先生が先生って呼べって言ったんですよ」
宏太「あの時は、学校の中だったし...」
「...さっき、俺のこと呼び捨てしてましたよね」
宏太「嫌だった？」
「..まさか」
宏太「嫌われてるって思ってた。だから会うの避けてたのに..」
「俺そんなこと言いましたっけ」
宏太「バカ、目の前で告白した子が倒れたらそう思うだろ..」
「...俺ももう、限界です」
宏太「...？」
「俺の好きな人は、先生です..」
宏太「...」
「夏祭りの時、告白してくれたのに応えられない自分が悔しくて..前に進めない自分が情けなくて...」
宏太「..うん」
「でも、今こうして..みんながいてくれたおかげで..前に進めました...。もう、逃げたりしないです。」
宏太「..俺は先生としてじゃなく、薮として光に告白したよ」
「..薮、さん。あの時は応えられなくてごめんなさい...俺と、付き合ってください」
宏太「もちろん。俺で良ければ」
「薮さんじゃなきゃ嫌です」
宏太「..好きだよ、光」
ぎゅうっ、と強く抱きしめるその身体を
自分の身体に染み込ませるかのように、
お互いに離そうとしなかった。
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ちひ - 完結おめでとうございます (2020年2月6日 0時) (
レス) id: d00b237f18 (このIDを非表示/違反報告)
澪．(プロフ) - のずさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月8日 14時) (レス) id: de37d55485 (このIDを非表示/違反報告)
のず - お話の雰囲気だいすきです！これからも頑張ってください！ (2019年7月1日 1時) (レス) id: 451436b495 (このIDを非表示/違反報告)
澪．(プロフ) - ひまわりさん» ありがとうございます！期待に添えるよう頑張ります！笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年2月24日 19時) (レス) id: 46fddb6571 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - 続きが楽しみです。更新、頑張ってください。 (2019年2月23日 10時) (レス) id: aa641cded9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪． | 作成日時：2019年2月22日 23時
