雨が止む頃に... ((ybhk))

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さっきからずっとうるさい心臓



それは、





歓喜のものでは無い。









2年前、夏の終わり

さっきまで俺のことを好きだと言っていたやまだは

違う子に俺のものだったはずの笑顔を向けていた



あの日のことを、未だに忘れられない

あの日のことが、また蘇る






また...裏切られるのが怖い。


怖いまんまだった。



「っ、...はっ...」



全身が青ざめてくのがわかる。


頭の中がクラクラして、ぼんやりと滲んでく世界



宏太「光くん！？」


遠くで名前を呼ぶ先生





ねぇ、先生。


先生も俺を裏切るの？

先生と両思いだなんて知りたくなかった





俺はまだ“恋愛”をするのが怖いんだって
気づかなかった


いや、気づいてて知らないふりをしたんだ



先生、ごめんね。



俺はまだ先生の好きに応えられないや...






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