雨が止む頃に... ((ybhk))

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大貴「はぁ、やっと校外学習終わった〜」

慧「どうする？このあとどっか寄る？」

大貴「賛成ー！」

「いいよ」

慧「どこ行く？」

大貴「俺今日ドーナッツ食べたい」

慧「じゃあミスド？」

大貴「うん！」

慧「光もいい？」

「うん」


午後の授業も終わり、そのまま帰宅の指示が出て、
各々の行き先に向かっていく生徒たち


ﾄﾝﾄﾝｯ


突然、誰かに肩を叩かれ振り向くと


「あ...」

宏太「お前らこれからどこに行くって？」

慧「うぁ！薮だ！」

宏太「こら呼び捨てすんな」

大貴「え、え、どこも行かないよ？」

宏太「棒読みで言われてもな笑」

「..先生こそ、もう帰るんですか？」

宏太「うん。帰っていいぞって」

慧「あ！じゃあさ、先生も来る？」

宏太「えー、どうしよっかな」

慧「行こーよ！ねぇ？」

大貴「うん！薮ちゃんならいいよ！」

宏太「おっけー、じゃあお前ら恋愛事情たっぷり聞かせてもらうからな〜」



ズキン、と心が軋む音がした


...なんで、いのちゃんも大ちゃんも先生とそんなに仲良くなってんの？

...悔しい。


いちばん、薮先生のこと好きなのは..俺なのに。

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