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約束_36 ページ7

そして迎えた5月6日
この遠征も烏野との試合で最後となる


「クロ、わたし受付行ってくるから挨拶先にしといて」


「ん、了解。頼むわ」



体育館の入場受付をしていると
外から皆の挨拶が聞こえてきた

どうやら烏野も到着したらしい

皆と合流するべく入口に向かうと



「くそぉ……。だがしかし!音駒にも素晴らしい美女マネージャーがいらっしゃるのだ!!」


「山本、何言ってんの?」



どうやら烏野の人と話しているらしい山本に
後ろから声を掛ける



「はぅあっ!?」



話している相手を見てみると
烏野のジャージを着た坊主頭で強面な人だった

なんか山本に似てるな



「音駒にも、美女っ……!」



見た目と言ってることが



「どうだ烏野!音駒も負けては「山本ぉ……」あ゛」


「あっ、クロ」


「遠征最終日だってぇのに元気だなぁ。やっぱりお前だけ練習量増やすかぁ??」


「ス、スンマセン……」



おー、主将様は怖い怖い

さてと、わたしも準備を……

と、クロ達と共に体育館に向かおうとした時



「あ!ノヤっさん!!音駒にも美女がいらっしゃるぞ!!」


「なに!!って、Aさんじゃないスか!!」


「え、ノヤっさん知ってるのか!?」




知ってる声に名前を呼ばれた




「え、誰。知り合い?」


「夕ーーー!」


「エッ」



驚いてるクロを放って夕の元に行く


”人見知りしがちなわたしが、対戦校の人と何故か仲良しに”


ふふっ、びっくりさせよう大作戦、成功だ

いつもしたり顔でわたしをおちょくってるお返しだ




「この間はありがと。おかげで助かったよ」


「無事着けたならよかったッス!」


「うん。今日はよろしくね」




なんて、挨拶をしていると




「いや、待て待て。無視すんな」




という、言葉と共にクロの手が頭に乗った




「なになに。キミたち名前で呼び合う仲なわけ?」


「迷子の時に道を教えてくれた近所の高校生君だよ」


「へぇ……」


「クロ、人見知りしてないわたしに驚いたでしょ〜」


「あー、……ウン。そういうことでイイヨ」


「なにその微妙そうな顔。……じゃあ、夕、またあとでね」


「はいッス!!よろしくおねシャス!!」



そう言って、今度こそ体育館へ向かう



「……研磨といいお前といい、珍しいな。知らない奴とそんな親しげに話すなんて」


「うーん、そうかも。クロに似てるなぁと思って」


「エッ!!どこがだよ!?」


「内緒〜」



髪型って言ったら、怒るかな

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ピンス(プロフ) - とても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月10日 23時) (レス) @page6 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ama | 作成日時:2024年3月8日 17時

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