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約束_50 ページ21

1日の日程が終われば、それぞれ自主練の時間入る
学校に泊まれるから、遅くまで練習できるのが合宿の良いところだ

勿論、無理は禁物だけど



「A〜、俺あっちの体育館でリエーフのレシーブ練するけど、来るか?」


「クロ。ん、行こうかな」



今日の試合内容もまとめときたいし

と、歩き出したところで、今から出ようとしている体育館の入口に、こそこそとこちらを見るフクロウ達がいた



「何やってんの、木兎」



いつも元気な木兎が、少ししょんぼりしている気がする

試合の調子、悪かったのかな?
見てた感じ、全然そんなこと無さそうだったけど



「木兎さん、さっき言った通り、絶対に触れないように、ですよ」


「おう、赤葦。……A!あのな、その……さっきはごめん!!」



そう言って勢いよく頭を下げる木兎に続き
「すみませんでした」と赤葦も頭を下げた

さっき?……あぁ、ブンブンされたやつか



「ううん。全然大丈夫だから気にしないで」


「ほんとか!?大丈夫だったか!?」


「うん、もう元気!」



と、笑顔を見せてやる

実際、今の今まで忘れていたし



「1年の頃の、木兎と出会った時を思い出したよ」


「あーあれな、木兎のホームランサーブが頭に直撃したヤツな」


「ははっ、あれは痛かった」


「木兎さん……、出会いもそんなんだったんですか」


「わざとじゃなかったんだ!!」



うん、知ってる
木兎は良い奴、っていうか素直な奴だから
わざとそんなことをしたりしない

こうやって謝りにも来てくれるし
外から見てるだけでもわかる、気持ちのいい奴なのだ



「仲良くなれたから、結果オーライなんじゃない?」


「そうか〜?」


「うん。それより自主練、早く行こうよ」


「自主練行くのか!俺も俺も!赤葦行くぞ!!」


「木兎さん、まずは許可を……」



赤葦は凄い、大変そうだけどね……
梟谷のマネージャーじゃなくて良かったな……

と、密かに
赤葦と梟谷のマネージャー2人に尊敬の念を送った

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ピンス(プロフ) - とても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月10日 23時) (レス) @page6 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ama | 作成日時:2024年3月8日 17時

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