約束_15 ページ17
「むぅ………………」
現在、学校近くのコンビニ
そのスイーツコーナーの前で、わたしはにらめっこ中だ
「おい、悩みすぎ」
「だってどれも美味しそうだもん」
突然だけど、わたしはコンビニスイーツに目がない
いや最近のコンビニまじレベチだから!
「クロは何にすんの?」
「俺ァ腹減ってるからなー。ホットスナック食う」
「ホットスナック!その手もありかも……」
いやでも、帰ってからご飯食べることを考えるとなぁ
地味にお腹に溜まっても困るし
それに、クロの口ぶりからしてコンビニで食べて帰りそうだし、食べやすい、もしくは飲みやすいものがいいかも
「やっぱ飲み物にする」
そうクロに伝えて、
並べてある果肉入りいちごミルクを手に取る
これもレベチで美味しい
「ん?スイーツじゃなくていいのか?遠慮は要らねーぞ?」
「うん。お腹空いてる訳じゃないし、これも好き」
「ふーん……。じゃ、買ってくるから外で待っとけよ」
「はーい」
いちごミルクをクロに渡して外に出ると
既に他の2人は買った後のようで、備え付けのベンチに腰掛けていた
「や、夜久く……夜久と、か、海、は何買った……?」
名前を呼ぶだけなのになんでこんなにどもるのよ!!
あぁぁ恥ずかしいぃぃい
「おーA。俺焼きそばパン」
「俺はアイスにしたよ。Aは?」
2人とも順応早っ
まぁ、名前呼ぶだけだしそんな緊張するもんでも無いのか
「わたしは……」
「ほい、これね」
「あ、クロ。ありがと…………ん?これわたしのじゃないよ?」
飲み物1本だけだったのに、何故か袋で渡されて
中身を見れば、スイーツコーナーのシュークリームがあった
「あーー、オマケ?甘いもん食べたかったんだろ?」
「好きだから見てただけだよ。2つも悪いって」
「いいんだよ。再会の記念ってことにしとけ」
「むぅ。……今度何か奢る」
「別にいいよ。気にすんな」
気にするでしょこんなの
ただでさえ、マネの誘いを断り続けてるのに
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作者名:ama | 作成日時:2024年2月21日 12時