検索窓
今日:1,157 hit、昨日:830 hit、合計:154,034 hit

約束_12 ページ14

「……、以上で今日の練習は終了だ」


練習が終わって、部員の人達は先生の元に集合してる


さすがにそんなところに入る訳にもいかないので
少し離れて挨拶が終わるのを待つ



なんで待ってるかって?


不本意とはいえ、練習のお邪魔をしてしまったのだから
猫又先生にお礼はして帰らねばならないだろう


これでも礼儀は持ち合わせているつもりなのだ



「ああそれと、明日は休みとする。以上、解散」


「ありがとうございました!!」


「「ありがとうございました!!!」」



部員達の掛け声が体育館に響き渡る


どうやら挨拶も終わったようだし
わたしも先生に挨拶して帰ろう



「猫又先生、今日はありがとうございました」


「ほっほっ、またいつでも歓迎するぞ?」


「また、都合がつけば……ですかね」



そう思える日が、来れば、かな



「あぁ。さて、もう外も暗いから誰かに送ってもらいなさい」


「え、いや大丈夫で「俺が送りますよ、お嬢さん」……クロ」



気づけばすぐ後ろにクロが立っていた

アンタいつの間に背後に来たんだ
盗み聞きは嫌われるぞ



「なんだ黒尾、知り合いか?」


「昔馴染みです」


「そうかそうか。じゃあ、頼んだぞ」



………………え、いや大丈夫で「大丈夫じゃないですぅー」



「……心読まないでよ」


「顔に出てんだよ。ってことで、着替えてくるから待ってろよ?片付けとか諸々あるからちょっと遅れるけど」


「それ、送るって言ってる人の言葉じゃないけど」


「帰りにコンビニで好きな物を奢ってやろう」


「………………校門のとこで待ってる」


「(チョロいな……)あぁ、わかった。絶対先に帰るなよ?」



そう言って、わたしの頭にポンッと手を乗せるクロ



…………子供扱いすんなし

約束_13→←約束_11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (99 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
336人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ama | 作成日時:2024年2月21日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。