世界で1つ、貴方だけが欲しい (ページ9)

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episode.7 ページ9

「それで？わたしは何したらいいの？」

「俺とそのお嬢様を2人きりにしてほしい」

「周りの奴らの引き付けね。了解」

わざとトゲのある言い方をしたな
バレてるんだからな！

「ちなみに彼女の父親、当日来るだろうけど、すっごい変態っぽいから気をつけてね」

「げっ。わたしに襲われろって言うの？」

「引き付けてくれるんだろ？」

「うわぁ〜、最悪」

わたし色仕掛けとかできないけど大丈夫かな
何かされそうだったら殺してもいいよね多分

「っていうか、わたし服持ってないよ？」

「それは大丈夫。俺が用意してるから」

「いま手伝うこと決まったのに」

誰か連れていくつもりだったのかな
マチ……いや、パクかな

「元々、Aに手伝ってもらおうと思ってたからね」

「え、なんで？」

「終わったら全部焼くから」

「うわぁ……、誕生日会は火葬パーティになる訳か」

「そゆこと」

なーんだ、わたしと仕事したかったのかと思った
期待して損した〜

「久しぶりに一緒に仕事したかったしね」

「え、マジか嬉しい好き」

さっきの言葉訂正
期待以上の喜びを感じています