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episode.26 ページ28
「うわぁ、黒いスーツがうじゃうじゃだ〜」
「A、乗り出しすぎると危ないよ」
シャルからの注意に適当に返しながら
下から色々叫んでいるマフィア達を見ていた
顔見られるのやだしフード被っとこ
ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ
ｸﾞﾗｯ
「……げっ」
ﾌﾜｯ
「A！」
浮遊感
どうやら銃で気球に穴が開いたらしい
その時のグラつきで半分以上出ていた
わたしの体が宙に投げ出された
「ひゃぁぁぁぁあああ！！」
こんな高さから落ちたら死ぬって！！
あ、でも空を飛ぶってこんな感じなのかな…
って、そんなことを言ってる場合じゃない
下を見て状況を確認する
どうやらわたしはマフィア達の軍団に向かって
頭から落っこちているようだ
空中で体を捻り体勢を整え
硬を使って足にオーラを集める
着地地点にマフィアの1人に目をつけ
フードが脱げないように抑えながら
そいつの頭に向かって足から着地した
ｸﾞﾁｬｯｯ
「恨むなら、今日ここに来た運命を恨んでね」
汚い音を立てて頭の潰れたそいつに
返り血を拭きながらそう言った
「っ！？……こ、このクソアマぁあああ！！」
「ツラ見せろやぁ！！」
あ、マフィアに囲まれてたんだっけ
一斉に銃を向けられている
なんなら頭に銃を当てられてる
「わーあ、団体さんに囲まれてるねぇ」
「笑ってないで助けてよシャル〜！」
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作者名：ama | 作成日時：2023年5月16日 7時
