世界で1つ、貴方だけが欲しい (ページ12)

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episode.10 ページ12

「ぅんあ……あしゃ」

ふかふかのベッドと
カーテンの隙間から覗く朝日が気持ちいい

あれ、昨日ベッドで寝たっけ

「運んでくれたのかな」

優しいの極み過ぎるよわたしのシャル
重たかったろうに…
お礼を言わなきゃ

「………ん？」

違和感
掛け布団ではない重みを感じる
何かが体に巻きついて動けない

「…………へ？」

答えを確かめるべく後ろを振り返ると

「い、いっけめーん……」

シャルのご尊顔がすぐそこに！
だ、、抱き枕だとっ……！！

「……え、やだ可愛い。寝てる時でもイケメン。この逞しい腕も胸も素敵。ありがとう神様、ありがとうシャル様」

貴重な体験だこれは
写真にでも収めて待ち受けにしよう

「ん……」

「あ…、シャル？おはよう。起きる？」

「んん……ぁ、おはよA」

寝起きのシャルも凄く素敵
可愛すぎる

「んー…、あぁ、A運んでそのまま寝ちゃったのか」

「やっぱり運んでくれたの？ありがと。重かったでしょ」

「ほんと何食ってんだって思ったよ」

「え、そんなに！？」

「もっと食べないと骨になるよ」

「え、どっち！？」

重いのか軽いのか紛らわしい言い方しないでよ