あんたの相棒はもっと食え ページ9
「あ〜〜!おなかいっぱーい!」
「お前、その細い体のどこにラーメン2杯に炒飯と餃子が入んだよ……」
ラーメンを食べた帰り道
家は4人とも近所に住んでるからみんなで同じ方向に帰る
「フィンクス、考えるだけ無駄よ。コイツ初めて私達と飯いた時アレ以上食べてたね」
「うわぁ懐かしい!あの時もラーメンだったっけ?」
「少なくとも5杯、あと炒飯、餃子、唐揚げ食てたよ」
「……食い過ぎだろ」
「ちょっと!女の子に向かってなんて失礼な!」
「「「女の子?」」」
「……………ぶん殴るよ??」
いくらなんでも好き勝手言い過ぎだよ!!
「あの時はフェイとの鬼ごっこでお腹空いてたの!!」
「そういえばそんなことしてたな」
「コイツ雑魚だたね」
「嘘ばっかり!なかなか捕まえられなかったくせに!」
「……またやるか?」
「受けて立とうじゃないの」
あれ、なんで今こんなやる気になっちゃった?
でも本当に接戦だったもん
「もう1年前かぁ、懐かしいね〜。なんでそんなことになったんだっけ?」
1年前、4月
”幻影旅団”ができる前の話
わたしが、クロロに誘われた時の話
「覚えてないね」
「え、フェイ覚えてないの?」
「とくの昔に忘れたよ」
「わたしと初めてご飯行ったの覚えてるのに?」
「……………フィッ」
あ、嘘だ
本当は覚えてるんだ
わたしは知ってるんだからね
あの日からずっと付けてる”ソレ”の存在を
「え〜、あれが旅団に入るきっかけだったのに〜」
「旅団に入るか入らないかで揉めたんじゃなかったか?」
「あれ?でも鬼側のフェイは反対してただろ?Aも最初は入らないって言ってたし」
「あの時は、またクロロふざけただした思たよ」
えぇ……フェイはともかく他2人全然覚えてないじゃん
わたしからしたら人生の分岐点と言っても過言じゃないのに
「も〜みんなして酷いよ〜」
「だってあれ突然始まったじゃん」
「気づいたらもう入団することになってたしよぉ」
そりゃ最初はね?入る気なかったよ?めんどかったし
そんなわたしの考えを一瞬で変える出来事が起きたのだ
「コレ!」
なかなか答えの出ない2人と答えを言わない1人に対して
自身の右耳を指差して見せ付ける
「ピアスを買いたかったの!!」
「………あっ!それかぁ〜」
「そういやあそうだ。確かフェイを怒らせたんだよな。開口一番チ・・・「フィン」おっと悪ぃ」
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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!⭐️、とても面白いです、もしよろしければボードとかで会話したいのですがよろしいですか?返事お待ちしています (10月19日 18時) (レス) @page2 id: 7e6d72d340 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ama | 作成日時:2023年5月10日 12時