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油断大敵。いついかなる時も ページ7

わたしの華麗なる回し蹴りが顔面に綺麗にクリーンヒットしたブサイクは、その勢いのまますぐそこの裏路地に飛んでいく


「わたしさぁ、顔出して目立つのめっっちゃ嫌なんだよねぇ」


裏路地に入りながら
顔を押さえてうずくまるブサイクに声をかける

望まぬ所で騒ぎになって顔バレとかマジ勘弁


「な、何すんだこのアマァァァア!!」


一瞬呆気に取られてた残りのブサイク達が飛びかかってくる


「だ〜か〜ら〜さぁ」


ドスッ


「ぐはっ」


前にいた男の腹に蹴りを食らわし


「今からみんなでラーメン食べに行くんだってば」


ヒュンッ


「なっ」


後ろにいた男の繰り出すパンチを避け


「パンチってのはこうやんだよ」


左足に重心をかけ、ブサイクな顔面目掛けて


ゴッッ!!


体重を乗せた右拳を振り抜いた


「あがっ!!」


全く、女だからといって舐めないでほしい

こちとらウチの脳筋三馬鹿が1人、フィンクスとタイマンやってんだぞ
アイツのパンチめちゃくちゃ痛いんだからな!


「……うげぇ、血ぃ付いちゃった」


自身の右拳を見てみると、もう気持ち悪いくらい真っ赤だった


「わぁお。お見事、瞬殺」

「パンチは俺に比べるとまだまだだがな」

「相変わらず、弱ちぃヤツらね」



終始見物を貫いた月餅トリオが裏路地に入ってくる

いや待て待て、フェイタン
あんたの客だぞこいつら


「お前がかてに始めたね。自業自得よ」

「べーーっだ!シャル〜、拭くものか洗うもの〜」

「はいはい……って!A!後ろ!」



「死ねぇええええええ!!」


シャルの声と同時に、最初に吹っ飛ばした奴が後ろから刃物を持って飛びかかってきていた

どうやら最初の蹴りが甘かったみたいだ
てかなんで刃物なんて持ってんだ!!


やばっ!反応遅れ……


バギャッッ!!


「煩いよ。ととと死ね」

「へっ」


わたしに刃物が触れる寸前

わたしの目の前に
男の顔面に飛び膝蹴りを食らわすフェイタンがいた


「あ゛ぁ………」


バタンッ


今度こそノックアウト
うわぁ、わたしが蹴り食らわした所にさらにやられてる
しかも今度は膝

ありゃ更なるブサイクへの進化確定だね


バヂンッ!


「いっった!!なんで叩くのさフェイ!!」


バコッ! ポカッ!


「〜〜った!フィンにシャルまで!!」


みんなして痛い!
頑張ったわたしにもっと優しくしろ!!馬鹿!!

行動理念はこれだけ→←しっかり仕返しに来てんじゃんか



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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!⭐️、とても面白いです、もしよろしければボードとかで会話したいのですがよろしいですか?返事お待ちしています (10月19日 18時) (レス) @page2 id: 7e6d72d340 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ama | 作成日時:2023年5月10日 12時

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