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育ち盛りは食べるべし ページ19

「あっ!そういえばフェイタン」

学園の私有物件、それぞれの家がある並ぶマンション街に入った頃、そういえば、とフェイタンに声をかけた

「?なにか」

「鬼ごっこの”アレ”、何にすんの?」

「あぁ……」


鬼ごっこでフェイタンが勝てば好きにしていい

これが始まる前の約束だ


「そういえば言ってたね。言わなきゃ忘れてたのに」

「なーに言ってんのシャル。約束は守らなきゃ守ってもらえないんだよ」

「いや、コイツは多分普通に守んねぇぞ」

「それはいいんだよ。無理やりにでも守らせるから」


相手に関係なく、勝負の賭けは絶対
理由は特になし!ま、性分って感じだよね


「別に忘れてたわけじゃないね。仲間なれ言うつもりだたがその必要なくなただけよ」

「なるなる。じゃ、別の早よ」


早くしないと家に着いちゃう
夜ご飯なに食べよーかなぁ〜


「………じゃ、飯奢れ。4人分」

「へ?今から?」

「当たり前ね。私、お前に付き合わされたせいで腹減たよ」


もうすぐそこが家なのに〜?
しかも男4人分って鬼か!

って、普通なら思うところだけど
フェイタンの狙いもきっとそう思わせることだと思うけど


「みんなでご飯ね!OK、早く行こ!!」


残念ながら
誰かと下校することも、一緒にご飯に行くのも初めてのわたしには通用しないみたいだ


「何食べる〜?わたしラーメンの気分だな!」

「……………」

「ははっ。思い通りにならなかったみたいだな、フェイタン」

「おぉタダ飯!ナイスフェイ!」

「明日休みだし丁度いいよね〜」


そんなこんなでラーメン屋到着

空いてる席にご自由に形式だったから
テーブル席に直行した

座り方としては
フィンクスとフェイタンの向かいに残り3人だ
あ、フィンクスの自己紹介はただ名前言い合うだけだったので省略だよ

むさい男にサンドはごめんなので通路側に座る
それぞれの注文を聞いて店員さんに伝える


「すみまーせん!豚骨5つに炒飯餃子セット1つと唐揚げくださーい」


奥から店員さんの”はいよー!!”って返事が聞こえた


「ねぇ……俺達ラーメンしか頼んでないよね?」

「え、うん。後のやつはわたしが食べるやつだよ?」

「「「「食い過ぎだろ」」」」

「え!?だってお腹空いたし……あ、っていうかフェイタン」

「今度はなにか」

「やっぱお店教えてよ」

「お前負けただろ」

「やーだー!1時間並ぶプリンみんなに買うからさ〜」

「む。フェイタン、行ってやれ」

「やったー!」

「チッ」

フェイタンみたいだなって思ったの→←女の子に向かって”悪魔”言うな



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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!⭐️、とても面白いです、もしよろしければボードとかで会話したいのですがよろしいですか?返事お待ちしています (10月19日 18時) (レス) @page2 id: 7e6d72d340 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ama | 作成日時:2023年5月10日 12時

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