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「ああ！
そういやあいつ小林だっけ。
やべーいつも名前ばっか呼んでるから
名字忘れてた」
「それ、隆二さんも言ってました」
「マジ？恥ずかしー。
そうそう、見た目は反対に見えるかもしんないけど
俺の方が先輩なんだよ！」
胸を張ってそう言う直人さんは確かに童顔で、
若先生より幼く見える。
思わず笑ってしまうと
直人さんもニッコリ笑った。
「そっか、そういやお姫様は
直己の弟子なんだっけ。
じゃあ今度臣には内緒で
モデルしてもらおうかな？
あいつんちの座敷借りてさー」
「は？まだ諦めてなかったんですか。
ダメです。無理です」
私が何か言う前に、
しかめ面をした広臣さんが
直人さんの言葉をばっさり拒絶した。
すると直人さんも「うぜー男だな」と
嫌そうに吐き捨てる。
「ねぇお姫様、こんな束縛激しい男でいいの？
結婚したらろくに遊びにも
行けなくなりそうじゃない？」
「え……
でも、広臣さんはいつもカフェとか
連れてってくださいますし、」
「違う違う、
こいつとどっか行くんじゃなくひとりでとか、
友達と遊びに行くのも
ダメって言われるかもよってこと」
「それは別に……
私、友達いないですし」
そう答えると、直人さんは眉をしかめて
目を見開くというものすごい顔をした。
珍獣か宇宙人を見るような目で私を見やり、
「信じらんない」と呟く。
「何で？岩ちゃんのせい？
それとも臣が友達と遊ぶなって？」
「え、いえ、兄と広臣さんは何も悪くないです。
子供の頃から毎日習い事があったので
友達と遊んだことがなくて」
「あー、岩ちゃんが
『妹は箱入り』って言ってたのは
そういうことかぁ。
それで臣みたいなオッサンと
結婚させられるって……
不憫すぎて直人さん泣きそう」
直人さんはそう言って目頭を押さえ、
泣き真似をした。
広臣さんを悪く言われて、慌てて反論する。
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なつめ(プロフ) - omikoさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます♪また更新がんばります！ (2019年10月17日 18時) (
レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 譲さん» ややこしいミスしてしまってすみません！そうなんです、腹黒なのは事実ですが実はいいお兄ちゃんだったんです笑 母親はひどいですよね(>_<)でもその分岩ちゃんが愛情を注いでくれました(^^) (2019年10月17日 18時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - mikkyさん» コメントありがとうございます♪せっかくの溺愛ぶりを飛ばしていてすみません……！ちゃんと載せることができてよかったです(>_<) (2019年10月17日 18時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - ユキさん» 想像するとたまりませんね(^^) (2019年10月17日 18時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
omiko(プロフ) - 更新うれしいです(^^)ありがとうございます！ (2019年10月13日 16時) (レス) id: f68873c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2019年9月13日 23時
